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【0018】2種類の薩摩揚げ(さつまあげ)を食べ比べして、味、味覚について考えてみた。

少し前、行きつけの飲み屋さん、綾瀬駅の南側にある「駅前酒場」さんに伺った折のことです。駅前酒場さんでは、その名も「駅前さつま揚げ」というその日の魚を具にした薩摩揚げ(さつまあげ)が名物メニューの一つです。ほかに「駅前」と付くメニューに「駅前メンチカツ」があります。駅前メンチカツは日によって大きな変化はありませんが、駅前さつま揚げげは日によって中身も味も変わるのでで、いわば日替わり薩摩揚げという訳です。

この日は「駅前さつま揚げ」と「白子入りさつま揚げ」が、その日のお薦めメニューを記した手書きメニューのホワイトボードに載っていました。白子入りさつま揚げ、白子入り、気になりますよね。これは実食確認してみるしかない訳です。最初に二つ割りにして中身を写真に撮りました。もちろん美味しい、白子は隠し味という感じで、あまり存在を主張している感じではありません。お店の方に伺うと、あまり多く入れると生臭くなるのではということでした。

さて普通の白子の入っていない駅前さつま揚げとの味の違いは、どうなのでしょう。気になりますよね。やはり実食確認してみる訳です。味の違いは確かにありました。どのような違いかはご想像にお任せしますというか、味の説明は難しいです。いちおう説明を試みてみます。白子入りの方が味の深みというか複雑さあり、白子がツナギの役割をしているので食感が若干異なるといったところでしょうか。

ところで味の違いって、どのように気付くというか判断しているのでしょう。今回の食べ比べでは違いというか答えは分かっている形でした。ただ駅前さつま揚げとして特に説明がなく提供されたら「白子入り」かどうかは多分、分からなかったと思います。もちろん私が味音痴ということもあるので、舌に自信のある方はまた異なるかもしれません。

風邪をひいて鼻づまりしていると味がしないということ、ありませんか。嗅覚が味覚に影響しているのかもしれませんね。また風邪で嗅覚だけでなく味覚が鈍感になっていることもあるのかもしれません。

視覚はどうでしょうか。かき氷に掛けるシロップ、色の違いで赤だと苺味、緑だとメロン味とか脳が判断しているようです。より正確には味は同じで、色と香料が異なるということなので、視覚と嗅覚が影響しているそうです。そのうちVR技術が進化して、視覚だけではなく嗅覚にもバーチャルに働きかけることが出来れば、かき氷を食べた気分にできるようになるかもしれませんね。いや既に研究はされていると思います。

直接、味覚に訴えることも、舌の上の味覚センサー「味蕾(みらい)」に刺激を与ることで可能(そう)です。これも研究されていそうですね。

さてアボガドに醤油を垂らすとマグロ味になるという話、聞いたことがありませんか。ネット検索してみると、まじめに調査・検証した記事を見つけました。

アボガドとツナのロールというのもあったりしますが、アボガド多めでツナもすり潰して具材として、山葵も添えて目をつぶって食べたら、マグロのトロ巻きになりそうですね。もちろん調味料次第で味付けは変わります。歯応え、舌の上での食感、喉ごしもありますね。味、味覚の世界は深いですね。

結局、今回も取り留めもない書き散らし的な記事になってしまいました。

2023年12月22日(金)記

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