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幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない - 読書感想箇条書き文

はじめに

今年に入ってからQOLや人生の幸福度を高めることに興味を持ちはじめ、その一環で、「幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない」という本を読みました。このnoteはその読書感想文・まとめです。

これは海外の本で、元のタイトルは「The Happiness Trap -How to stop struggling and start living-」です。直訳すると「幸せの罠 もがくのをやめて生きることをはじめる方法」となります。

読了後の感想としては、こちらの方がしっくりくるなという感じです笑
本書を一言で要約すると、上記のような内容になると思います。

本書の後半では内容に沿ってエクササイズというかワークを進める箇所があります。
その内容をこのnoteの価値発見から行動するためのエクササイズの章に抜粋しておきました。とても良いエクササイズだったので、是非読むことをオススメします。

(何が原因でとは言いませんが)幸福というと少し胡散臭く聞こえますが、僕自身は幸福・幸せについて考えることはとても大事だと思っています。
ぼーっと生きているだけなら死んでるのと変わらないと思っている派なので、追い求め過ぎない程度に、人生を充実させたいなと思っています。

基本的にはラフに感想を書き残しておきたいだけなので散文です。。
「この本の内容を誰にでもわかるように伝えたい!」といった趣旨ではないので悪しからず。
ただ、この本や幸福になることに興味のある人の参考になれば幸いです。

印象的な内容

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あくまで「僕はこう捉えた」という内容です。

前半

タイトルでいうと、「How to stop struggling」に当たります。
一言で要約すると、感情に囚われたってしょうがないよといったことが述べられていました。

・感情のコントロールは難しい、簡単にできたら苦労しない
・みんな自信満々に見えるが取り繕っているだけ

・不快な感情に対して、自分の感情をコントロールするには、闘争戦略と逃走戦略の2つがある
 ・闘争戦略:望ましくない感情をねじ伏せる
 ・逃走戦略:それらを避け、遠ざける
・適度な利用は問題ないが、心身をきたしてまで利用するのは良くない

・思考は思考でしかなく、必ずしも真実や実際に起きた出来事ではない
・思考の80%はネガティブ・このネガティブな思考を真実と捉えることが問題であるが、思考は思考でしかないので無視すれば良い、囚われることは無益であるから

・その思考が自分の助けになるかどうかが大事
・不快な思考を取り除くのではなく、それが単なる言葉の羅列であることに気づいて、格闘するのを止めること
・役に立たない思考に囚われないこと

・感情は天気のようなもの
・不快な感情は必ずしも悪いわけではない、それを事実と捉えることが良くない
・不快な感情が起こったことやその理由は大して問題ではなく、問題なのはそれに対する自分自身の対応

・「観察する自分」と「思考する自分」がいることを認識する
・今、この瞬間に集中する、過去は既に起こったことだし、未来はまだ存在しない
・観察する自己はすべてを「見て」いる

後半

タイトルでいうと、「How to start living」に当たります。
一言で要約すると、自分が何に価値を感じているかを分析し、それに近づくために目標や行動計画を考えようといったことが述べられていました。

実際に本の内容に沿って、エクササイズというかワークをしていくことになります。
内容は次の章でシェアします。

価値発見から行動するためのエクササイズ

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上述の通り、本書の後半では掲題の内容に関するエクササイズをすることになります。
エクササイズといっても体を動かすやつではないです。

以下に簡単にどんなエクササイズだったかをまとめておきます。
本を読みながらやるのが一番なので、気になった人は買ってみるといいかも。

ちなみに、実際に本を買うなら流し読みせずにちゃんとエクササイズすることを強くオススメします。
本書でも散々言われていましたが、ただ読むだけと実際にやってみるのでは全然違いますからね。
僕も実際に書き出してみることにより、自分の価値観について理解が深まりました。

1.価値を見つける

以下の4つの分野に関して、どのようなことに価値を感じるか、どうしたいかを考える。

・人間関係
・仕事・教育について
・個人的成長・健康
・余暇

上記で上げた価値に関して、十分に価値に従って生きているかや、価値との接点を失っているかを10段階で評価し、自分の現在の状態を明らかにする。

2.目標を設定する

以下の5つのステップを順に実施する。

・価値を書き出してみる
・小さくて簡単な目標を設定する
・ 短期の目標を設定する
・ 中期の目標を設定する
・長期の目標を設定する

3.行動計画を立てる

2.で設定した目標を達成するために、目標達成までのステップを細分化する。

感想 

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・ネガティブな考えに対する扱いがとても勉強になった
・僕自身もたまにネガティブな感情を抱くときがあり、そのような時はなるべくそのことを考えないようにしていた
・しかし、それは正しい対処法ではなく、感情は感情でしかなく、無視すれば良いだけ、あるいは今自分がしている行動にフォーカスすれば良いだけ、なことを学べた
・役に立たない思考に囚われないようにするというのも勉強になった、マジで一銭にもならないしね

・「観察する自己」と「思考する自己」という考え方も面白かった
・自分の感情・行動を客観的に捉えることは以前からしていたが、このように明示的に分割することで、より客観視(観察)できるような気がする

・価値発見のエクササイズも良かった
・常日頃、なんとなく「こんなことしてみたいな、こうなりたいな」と思っていただけだったので、実際に流れに沿ってそれを書き出すことにより、より自分の価値観をはっきりさせることができた

さいごに

とても面白い本でした!

Twitterの方でもエンジニアのことを中心にビジネス系やフリーランスのことを発信しているので、良かったらチェックしてみてください!

また、本書の要点だけを知りたい場合は、Youtubeで調べてみると、要点をまとめたり解説している動画があるので参考になるかと思います。

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