見出し画像

61【読書31】『通過儀礼』バンジーJUMP☆で新しい私デビュー

こんにちは。八木原 悟です。

通過儀礼とはなんぞや?文化人類学の観点から話してみます。

本日ご紹介したい一冊は、こちら

『通過儀礼』

著者:ファン・ヘネップ
出版社:岩波書店

ファン・ヘネップさんは人類学者で、儀礼研究の第一人者です。

この本を選んだ理由
私は大学のゼミで文化人類学を専攻しておりました。その中で印象に残っている人類学の古典の一冊です。

では、通過儀礼とはなんぞや?

学術的に言うと、日常から分離し、非日常を経て、新たなる日常に統合することで、新しい意味を得る。
また、古くから行われているものとしては割礼や抜歯、刺青など身体的苦痛を伴うものであることが多い。
図で表すと、こう↓

わかりやすい例で言うと、「バンジージャンプ」です。

バンジージャンプの起源は、バヌアツという国ペントコスト島で行われていたナゴールという成人式が起源と言われています。
この動画、観ててハラハラしますが、まずポチって観てください。

ツタを足に結んで飛ぶなんて、正気の沙汰とは思えません。
CRAZY GONNA CRAZYです。
しかし、文化人類学的に言うと、この日常→非日常→日常という3工程をへて、新しい自分デビューします。これを通過儀礼と言います。


ステージアップしたい!突破したい!と望む人は、ぜひバンジージャンプで、ダイブするをお勧めします。新しい自分に生まれ変われるかもしれませんね。

僕の故郷、群馬県にも「猿ヶ京バンジー」という通過儀礼を体験できる場所がありますので、ぜひお近くに立ち寄りの際は、フライアウェイしてみてください。

http://www.bungyjapan.com/sarugakyo/

人生変わるかもよ。

明日は、文化人類学の古典シリーズ第二弾「贈与論」について書いてみます。

つづく。

TwitterInstagramfacebook 

この記事が参加している募集

推薦図書

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?