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不埒な昔話 舌切り雀編2(190字の小説)

お姫様は、お爺さんに尋ねました。

「大きい葛篭と、小さい葛篭が有ります。
どちらか選んでください」

お爺さんは、
「両方とも欲しいです。
一つはお婆さんの分です」と、欲張りました。

お姫様は不安に思ったのですが、
二つの葛篭をお爺さんに渡しました。
数日後、
葛篭の下敷きになった、お爺さんの遺体が
道で発見されました。
自分が力の無いことも考慮せず、
欲張ったお爺さん。
哀れな最後を遂げました。
可哀想😢

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