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(新々)三つ子の魂百までも3



林田さんとの事をお話しする前に、
この「三つ子の魂百までも」を初めて読む方に
御説明をさせていただきます。
この「三つ子の魂百までも」はこの小説で4作目であります。
お読みで無い方は是非お読みいただきたいと思っております。
そんな事はさて起き、本題に進ませていただきます。

僕の務める探偵事務所は雑居ビルの5階にあり、残念な事に
エレベーターさえ無い古いビルです。

事務所の広さは20畳ぐらいの大きさで、机が4卓で、向い合わせに並んでいます。

従業員は社長を入れて六人ですので
当然ながら、机の数は足りません。
みんなでシェアしています。

客室らし物は無くて、
テーブルを挟んで二人掛けのソファーが並んでいる所が
お客様との相談の場所です。

高級な家具は揃えずに、
庶民の方が誰でも気楽に安心して相談出来るように
配慮しているところが、社長のポリシーです。

宣伝も毎月行い、道行く人たちに従業員は
手作りのポスターを心を込めて手渡しています。

その甲斐あって、最近はお客様も増えて来ました。
さて、林田さんが訪れたのは要件は一体何でしょうか?

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