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石垣島から料理通信始めます

美味しかった!
この一言を聞きたくてこの業界に入りもう15年程。
和食を専門に勉強して島に帰ってきて、郷土の料理の偉大さに気付いた。
毎日食べてるメニューに登場する料理から旧暦の節目節目に頂く料理、冠婚葬祭の料理、祭りのお供え料理など思い出せないほど身近な存在。
お母さんが作ったり、親戚のおバーが作ったり、公民館のシンメー鍋で炊いたり、畑で食べたり、船の上で炊いたり、山の中で食べたり。

料理人として仕事させてもらってるからには色んな料理に精通するのは勿論なんだけど、自分のアイデンティティである島の料理の第一人者になりたいという願望が強い。
昔ながらの道具も使えるし、最新の調理器具も駆使してより清潔により安心に調理できるようにする。

今の時代は情報に溢れてはいるが、先人の知識や知恵などの受け継いでいくものの口承伝承による情報は日に日に減っていく。昔の料理は昔の人から習うもの。この間違いのない現実を我らの世代が早い段階から受け継いでいくことが最も重要で、しっかりと勉強して次の世代に繋いでいく事を自分自身のシュクブン(指名)としていく。

これからはこのnoteを利用して店のメニューも細かく書いていきたいし、積極的に地域の婆さん達から教えをいただきながらインプットとアップデートを繰り返していきたい。

乱筆乱文ですが、目に留まれば光栄です。

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