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霜降 霜始降(しも はじめてふる)

【24節季72候】
24節季72候を巡る。太陽と月のクロスポイント。

霜降の「霜始降(しも はじめてふる)」になりました。

霜降(そうこう)とは、霜が降り始める頃のことを指しています。
早朝、車には、霜がたっぷりと付くようになりました。
秋が深まり、そろそろ山も色付き始めました。
白山には、初冠雪があったと、ニュースになっていたようです。

この候は、凡そ10月23日から10月27日くらいをいいます。
霜降1番目の候になります。
私が今使っている暦は、神社歴ですが、本等の他の記録とは若干のずれを発生するのでご了承ください。

霜降には、23日の8時に移行します。
23日の22時23分に上弦の月(半月)に入ります。
霜降の日の出は6時10分、日の入りは17時12分です。

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巷では、クマ出没のニュースであふれています。

ツキノワグマなのですが、単独のクマだけでなく、子連れのクマも出没しているそうです。
子連れのクマは、警戒心が強いため、これまでは里に下りてくることはなかったのですが、ドングリなどの山の幸が極端な凶作のようで、食べるものを求めて下りてくるようです。

最近の家庭では、昔のように柿の実を収穫しないため、柿の木にはたくさんの実が残されています。
冬眠前に食物をたくさん食べる必要があるため、そうした柿等の実を目的としているようです。
木一本の実を食べつくしたとしても、充分ではないらしく、結果、うろつくことになる訳です。

しかし、駆除しかないとは、残酷です。
子連れのクマは、最初子熊だけ駆除し、母熊は逃がしてしまったらしいのですが、子熊を探してずっと徘徊していたらしいです。
こうなると手負いと一緒です。
人的被害が多くなったのは、そのせいかもしれません。

感情論で、外野の人間が無責任な発言は、余り良いことではないですが、里山の境を人間の方から切り崩して踏み込んでしまっているので、こういった問題は、今後も多くなるでしょう。

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クマを駆除する中核は、猟友会の方々ですが、平均年齢は、70歳近くになっているそうです。
今回、猟友会の人にも怪我をした方がいたらしいです。
散弾銃は、撃つ場所に制限があるので、町中の駆除は、かなり困難だそうです。
難しい仕事ですね。

それにしても、異常な気象は、動物の生態も狂わせます。
多分、人間も、かなりおかしくなっていると思います。

それは、社会の状況を見ても、頷ける、というものです。


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