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株の学習 その4

これまでのHAL君の回答で、「分散投資」というキーワードが何度も出てきました。
分かったような気になっていませんか?

私は、もっと詳しく知りたいので、この気になった気ワードを聞いていきたいと思います。



分散投資という方法論

HAL君、分散投資という方法があるようですが、それはどういう方法論なのか、その具体的な投資手法を列挙し、表示してください。

HAL君 曰く『分散投資は、投資リスクを管理するための一般的な戦略の一つで、資産や投資を多様化することを指します。
このアプローチでは、リスクを一部の資産や市場に集中させるのではなく、多くの異なるタイプの投資に分散することで、特定の一つの資産が大きく損なわれたとしても全体の投資ポートフォリオの損失を最小限に抑えることができます。
そのため、「卵を一つのカゴに全て入れない」という格言にたとえることができます。』

「投資リスクの管理」とか「投資ポートフォリオ」とか、余り耳慣れない言葉です。
でも、預貯金の様な、資産を失うリスクが低い金融商品に比べれば、株投資、投資信託投資は、やはり資産を失うリスクはあるということですので、ちゃんと概念として理解したいですよね。

しかし「卵を一つのカゴに全て入れない」という格言が出てくるとは…。
HAL君の背後に、どれだけの情報空間が広がっているのか、凄く興味を掻き立てられました。

『具体的な分散投資の手法は以下の通りです:

1.資産クラス間の分散投資:
ここでは、株式、債券、現金、不動産などの異なる種類の資産間で投資が分散されます。
これにより、特定の資産クラスが低迷した場合でも、他の資産クラスがその影響を相殺することが期待されます。』

私だと、株式、信託投信、現金になりますね。
今、日本株は空前の高値で、もう少し上がりそうと思いますが、私は、現金も必ず持っておきたい派です。

2.地理的分散投資:
投資を国や地域に分けることで、特定の地域の経済的な問題や政治的な不安からリスクを分散させます。』

これ、FXなんかだと、通貨で投資先を選択できたりするので、最初はFXのことが頭に浮かんだのですが、一つ前のコラムで見た通り、米国株と日本株みたいに捉えれば、余り難しくないかもしれません。

証券会社によると思いますが、各国の株も買えるんでしょうけど、ニュースが入りにくい(日本のメディアは壊滅ですし、英語でも十分かどうか不明…)のは投資的には致命的ですね。

『3.業種・産業間の分散投資:
異なる産業や業種間で投資を分散することで、特定の産業に影響を与える要因からのリスクを緩和します。』

これって、意外と日本株の購入でやっていませんか?

自分は、結構業界がいくつか絞り込まれているんですが、同じことを米国株でもやるとすると、流石にめんどくさくはあります。
面倒くさがっていては、利益は出せないですよね…。

『4.企業規模(市場キャップ)の分散投資:
大企業(大型株)から小規模企業(小型株)までの企業規模を広くカバーすることで、市場全体の動きに対するリスクを分散します。』

企業規模による分散というのは、あまり考えたことはなかったです。
業種・産業間の分散に含まれているような感じもしますが、GAFA+の様な巨大企業と、一般的な規模の企業は、流石に違いますね。

『5.時間的分散投資(ドルコスト平均法):
一定の間隔(例えば毎月)で一定の額を投資することで、市場の高値で購入するリスクを減らし、時間を通じて投資を分散させます。

これらの方法を組み合わせて用いることで、ポートフォリオのリスクを最適に分散させることが可能です。
ただし、どのような分散投資戦略を採用するかは、投資家のリスク許容度、投資目標、投資期間などに大きく依存します。』

時間的分散投資は、別に意識していませんけど、給与から投資をしている場合は、図らずしも、こう成っていますよね。
資産家で、多額の資金を投資している場合だけでなく、投資のバリエーションが広がってきていて、それはいいことだと思っています。

で、もう一つ聞きたかったのは、地理的分散投資における、ホームバイアスの問題です。
ホームバイアスも、一つ前に出てきているんですが、これって、どうなんでしょうね。



ホームバイアスについて

HAL君、株投資に、ホームバイアスという考え方があるようですが、それはどういうものなのか、その具体的な内容を列挙し、表示してください。

HAL君 曰く『ホームバイアス(Home Bias)とは、投資家が自分自身の国や地域の株式などの金融商品に過度に投資する傾向を指します。
投資家は自身の国の経済、企業、規制環境についてより詳しく知っていることが多く、自国の投資を他の国や地域よりも安全と perceivedするため、この傾向が見られます。
以下に、ホームバイアスの具体的な内容をいくつか列挙します。』

情報が、入手しやすいかどうかが問題です。
最近でこそ、インターネットによる情報収集が誰にでもできるようになりましたが、昔は、安価に利用できる便利なサービスはありませんでしたからね。

日本人には、もう一つ、英語というバイアスがありますね。
私も苦手ですが、Duolingoというアプリで、毎日英語に触れています。
おかげで、英語に対する抵抗感が、グンと下がりました。

『1.国内市場への過度の投資:
ホームバイアスは、投資家が自国の株式や債券に過度に投資する傾向を示します。
これは、自国の金融商品に対する理解と信頼が、海外の金融商品よりも深いためです。』

これは、親しみがあり触れやすいという意味で、理解しやすいですね。

2.情報のアクセスと理解:投資家は自国の企業や市場についての情報へのアクセスが容易で、また、その情報を理解するのが他国のものよりも簡単であるため、自国の投資に偏りがちです。』

情報源にも詳しいわけですし、やはり、選択しやすいと思います。
言語変換で間違えたくないという気持ちが、抑制的になってしまいそうです。

『3.取引コストと規制:
外国の市場に投資することは、取引コストが高い場合や規制が厳しい場合があります。これがホームバイアスを増幅させる一因となります。』

これは、国ごとに税金が違ったり、規制があったりしますからね。
確かにあまり好んで、知らない国の株を買ったりしたいとは思えないかな…。

『4.通貨リスク:
自国以外の市場に投資すると、通貨リスクが生じます。
外国の市場で収益が出たとしても、その通貨が自国通貨に対して下落すれば、収益が減少または消失する可能性があります。
このリスクを避けるために、投資家は自国の市場に投資することが多くなります。』

これねー。
今、円安に振れていますからねー。
為替差益で増えるならいいですけど、差損で利益を持っていかれたら、悲しいですからね。

『それにもかかわらず、投資ポートフォリオを国際的に多様化することは、地域や国特有のリスクを軽減し、長期的なリターンを改善する可能性があると広く認識されています。
したがって、適切な情報と理解があれば、ホームバイアスを克服し、投資をより広範に分散させることが可能です。』

投資ポートフォリオを、多様化、多元化することで、極端な景気減速などの危機回避につなげないと、資産が失われてしまいますしね。

かなり込み入ったポートフォリオになりそうですが、しっかりした分散を作っておきましょう。

今回は、ちょっと長くなりましたが、更に、深堀していきます。


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