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自民党総裁選・衆院選に向けて大下英治11点総括

政治ノンフィクション電子復刻。2年弱とずいぶん長くかかったが、大下英治の全11作の紹介を昨日で終えた。その11年間は小泉純一郎という奇人変人天才の出現と、稀代の選挙名人である小沢一郎に振り回された日本政界。郵政改革から民主党政権の終焉までの、日本政界の激震をルポしている。今活躍している政治家や首長たちの(菅義偉総理や二階俊博幹事長とか山本一太群馬県知事など)、若かりし時代の活躍も知れて興味深い。この頃は政党を飛び出して、新しい党を作り、それぞれの党が離合集散を繰り返して、新たな政権を目指すなどという大胆な動きが当たり前だった。いよいよ自民党総裁選、衆議院議員総選挙を迎え、政治史を通じて改めての投票への一考も一つの価値観かと思う。そして今の政治家たちにも、当時のエネルギッシュな細胞分裂を見習って欲しい。この期間の特徴は以下の通り。
①小泉純一郎の決然たる郵政改革と造反議員の処分
②自民党の郵政改革造反議員離党による新党再編
③プリンス安倍晋三政権の誕生
④安倍晋三の「お腹痛い辞任」を引き継いだ福田康夫内閣
⑤ポスト小泉純一郎、麻生太郎内閣で迷走マックス
⑥選挙名人の小沢一郎の加入による民主党の政権奪取
⑦鳩山由紀夫政権による外交失敗
⑧ 陸山会事件による小沢一郎の活動封印と仙谷由人による小沢一郎スポイル
⑨東日本大震災の到来による菅直人政権の崩壊
⑩菅内閣を引き継いだ野田佳彦の泥鰌内閣

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