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「らー茶」とは何か?

知人に「らー茶」という料理があると教わった。彼によると「らー茶」とは「辣油茶漬け」。蕨「オディール」というスナックのランチメニューだったそうだ。しかしコロナ禍に突入して「オディール」はランチ提供をやめてしまった。知人と私は余計に興味をそそられて、その後も調査を怠りなかった。しかし「オディール」は、いつしかお店に電話しても誰も出なくなってしまった。
 そんな折に知人から、研究テーマに新たな着眼点が寄せられたら。それは「らー茶」=「ラーメン茶漬け」。訊けば大宮「らぅ麺ガラ喰楽学校」で提供されるそうだ。お店は大宮駅西口から至近距離にある。お店に入った途端にホールのお姉さんから矢のようなオプション選択の諮問がある。先ずはラーメンの選択。塩、醤油、豚骨から塩を選択。さらにトッピングの選択で、ノーマルは1年3組、肉増しが3年3組となり、味玉付きの2年3組@830を選ぶ。ここはあくまで「学校」なので、入る学年とクラスを選ぶのである。塩ラーメンは意外と洗練されていて、少しピリ辛の品のいいスープに、ちょうど良いコシの細麺。お好みで柚子を散らしてくれる。
 麺を食べ終えたところで、ホールのお姉さんに本命「らー茶」の合図を送る。出てきたミニ丼は砕いた焼豚と茹で卵を乗せたご飯に生卵がかけられている。ここにラーメンの残ったスープを好みの分量だけかけてから、かき混ぜる。自分は残ったスープを全部かけてみた。うん、これは以前に部下から薦められた「天下一品」ラーメンの残りスープにご飯をぶち込むのと同じ発想。ここの「らー茶」は少し酢を効かせていた気がする。素があっさり系の塩ラーメンスープだったので、重たくなく、美味しく頂いた。もうGWも近いというのに肌寒い気候で、身体が温まる食べ方だった。これを以って「らー茶」研究に一つの形が出たように思える。
https://s.tabelog.com/saitama/A1101/A110101/11000673/

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