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米沢嘉博記念図書館「園山俊二展」

コミケの創始者である米沢嘉博氏の個人コレクションを寄付してできた「米沢嘉博記念図書館」。明治大学が運営する漫画図書館であり、漫画の研究機関でもある。そんな米沢嘉博記念図書館が取り組んだ企画。それは「インターネットでみる園山俊二展」。100点以上の原画をスキャンして展示。もちろん原画は生で観ての迫力や繊細さがある。しかしコロナ禍の中での新しい試みである。三密を防いでのコロナ防止の意義と、もう一つ画期的な点は「いつでも観れる」ということ。そもそも米沢嘉博記念図書館の開館は、月金土日祝の午後だけ。もともと開催日時が限られていたのだ。
 今年は園山俊二(1935〜1993)の生誕85年、そして「ギャートルズ」誕生55周年に相当。原始時代を舞台にした、自由と家族愛を謳歌する「ギャートルズ」。登場する家族の半裸のおおらかな腰蓑ファッションや、マンモスの骨付き肉を抱える愉快な姿は誰しも忘れることができない。他にも朝日新聞夕刊の「ペエスケ」連載など知名度は抜群。展示内容は、以下4つの構成。
①作品紹介〜代表作を1エピソード分読めるコーナー
(がんばれゴンベ、ギャートルズ、ペエスケ、さすらいのギャンブラー、花の係長)
②「国境の二人」コーナー〜マンガ家人生の転機となった作品の紹介
③松江と園山俊二コーナー〜故郷松江と「園山俊二の顕彰活動」を紹介
④映像〜代表作・イラストを映像で紹介
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-sonoyama.html

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