エレクトーンで大河ドラマテーマ曲♪
「鎌倉殿の13人」のテーマ曲が耳について離れなくなったのでYouTubeで鑑賞(演奏は高校か自衛隊の吹奏楽団)。自分は大河ドラマ好きというより、むしろ大河ドラマのテーマ曲好き。日本の優秀な作曲家たちが目白押し。メロディラインがハッキリしていて、曲想も豊か。これはもうヨーロッパのロマン派の巨匠たちに比肩する。そんなNHK大河ドラマメドレーを三輪あずさ女史がエレクトーンで演奏。ご本人の演奏の巧みさもさることながら、楽器の表現力にビックリ。まるでオーケストラ演奏のようにさえ聴こえる。全12曲の演奏だった。曲を聴いて番組名を当てられなかったのは①と⑫。自分は千住明先生のファンだから、やっぱり③の曲が一番かな。アルバム全体としては吉俣良の④はどの曲もレベルが高かった。
https://www.youtube.com/watch?v=LR3CKd37R6k
①新撰組!
・2004年放映。近藤勇が主人公。香取慎吾が主演。見どころは山南敬助(堺雅人)の切腹シーン。音楽は服部隆之。
②功名が辻
・2006年放映。山内一豊と妻・千代が主人公。上川隆也と仲間由紀恵が主演。胸が痛かったのは相撲試合の形式で山内一豊が長宗我部一派を斬殺した時の、千代が夫が変わってしまったことへの哀しみ。音楽は小六禮次郎。
③風林火山
・2007年放映。甲斐武田家の軍師・山本勘助が主人公。内野聖陽が主演。由布姫(柴本幸)は憂い深き傾国の美女。音楽は千住明。
④篤姫
・2008年放映。第13代将軍・徳川家定御台所の篤姫が主人公。宮崎あおいが主演。小松帯刀(瑛太)の篤姫への純情に胸キュン。音楽は吉俣良。名曲がズラリ。
⑤天地人
・2009年放映。米沢藩の家老・直江兼続が主人公。主演は妻夫木聡。しかし石田三成との連携や「直江状」などあそこまでやって、直江兼続はよく家康に殺されなかったな。音楽は大島ミチル。
⑥龍馬伝
・2010年放映。坂本龍馬が主人公。福山雅治が主演。岩崎弥太郎
を演じる香川照之の個性が強烈。自分が印象的だったのは、吉田東洋を演じた田中泯のシブい演技、そして真木よう子のお龍が艶っぽかった。音楽は佐藤直紀。
⑦江〜姫たちの戦国〜
・2011年放映。第2代将軍・徳川家忠御台所にして浅井長政三女の江姫が主人公。上野樹里が主演。江姫の尻に敷かれて、高遠に向かう庶子・保科正行を寂しく見送る家忠(向井理)が気の毒だった。音楽は吉俣良。
⑧花燃ゆ
・2015年放映。吉田松陰の妹・文が主人公。井上真央が主演。スケールが大きかった話が、後半になるに連れてドンドン尻すぼみに小さくなっていった。姉の夫であった楫取素彦(大沢たかお)と再婚した男女関係にもムニャムニャ。音楽は川井憲次。曲は素晴らしかった。
⑨真田丸
・2016年放映。真田幸村が主人公。堺雅人が主演。知人の上田市出身の女優が熱望していたにも関わらず、出演に届かなかったことで、逆に三谷幸喜の力を思い知る。真田親子を演じた草刈正雄、大泉洋、堺雅人のバランスに感嘆。音楽は服部隆之。
⑩おんな城主 直虎
・2017年放映。井伊直虎が主人公。主演は柴咲コウ。井伊直親を演じた自殺した三浦春馬の女性的な美しさ、柳楽優弥が演じた龍雲丸の野性、菅田将暉の演じた井伊直政の初々しさが印象的だった。音楽は菅野よう子。
⑪西郷どん
・2018年放映。西郷隆盛が主人公。鈴木亮平が主演。胸が痛かったのは、子供まで連れ去られて奄美大島に一人残された愛加那(二階堂ふみ)の嘆き。それと旧友・西郷隆盛を自ら死に追いやってしまった大久保利通(瑛太)の慟哭。音楽は富貴晴美。
⑫麒麟が来る
・2020年放映。明智光秀が主人公。長谷川博己が主演。どの番組でも織田信長は魅力的。この番組で明智光秀は女性にモテモテで、艶男の長谷川博巳の面目躍如。沢尻エリカの降板、コロナで度重なる撮影中断と、主演の長谷川博巳はお気の毒だった。音楽はジョン・グラム。
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