見出し画像

空の大怪獣ラドン デジタルリマスター版4K

「空の大怪獣ラドン デジタルリマスター版4K」を鑑賞(82分)。
https://asa10.eiga.com/2022/cinema/1113/
 核実験による汚染と地殻変動で太古の生物が復活。そして世界各地で正体不明の超音速飛行物体が目撃。実は翼竜プテラノドン2羽が、九州・阿蘇山の炭鉱で有精卵から出現。自衛隊戦闘機部隊と空中戦を交えながら、長崎県→福岡県に飛来。巨大な翼が巻き起こす突風と衝撃波が市街地を壊滅状態にする。映画の感想としては「シン・ゴジラ」と同じ。自衛隊に一方的に爆撃されているラドンが可哀想でならない。高空域を翔んでいたら、航空自衛隊に勝手に追い回されて、博多や八幡に追いやられた末の災害である。エンディングは、鳥の帰巣本能を利用した、狡猾な人間たちの陥罠による哀しい結末である。映画は1956年(僕の産まれる2年前)、原作はSF・童話作家の黒沼健、音楽はゴジラの伊福部昭。会場は朝8:45開演なのに、年配の男・男・男で満員。
 『ラドン』は『ゴジラ』『キングギドラ』『モスラ』と並ぶ東宝怪獣の代表的キャラ。自分が親にせがんで父親に連れて行ってもらった最初の映画は、たしか「三大怪獣 地球最大の決戦」。キングギドラを悪役としたゴジラ、モスラ、ラドンの闘いだった。それまでも学校で「名犬ラッシー」とかは強制的に観せられていたが、自分から進んで観た映画のお初である。今でもその時の大興奮は忘れられない。
 僕は東宝4大怪獣ではラドンが最も好きだ💕。可愛いのである😍。そもそも鳥の祖先は恐竜。だからうちのペットのオカメインコ赤鳥羽も、もとはと言えばラドンと同じ仲間。ゴジラと違って火炎放射もできないし、キングギドラと違って殺人光線も吐けないし、モスラと違って繭も粘着質の糸も紡げない。ただただ巨大な羽をバタバタさせて風を起こすだけ(殺人的な突風だが)。だから攻撃に対する反撃能力がほとんどない。その芸のないところも親近感が抱ける。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?