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NPB2023年シリーズが終了、シーズン総括

NPB2023年シリーズが終了。結果は阪神タイガースの38年ぶり日本一。阪神タイガースファンの皆さん、おめでとうございます。日本シリーズは拮抗していて、面白かった。たらればで、あそこでこうなっていたら、ここでこういう展開になっていたら、など一挙手一投足で結果は大きく変わっていただろう。岡田彰布監督の采配は、どれも面白いくらいズバズバ当たった。特に今期不振だった青柳晃洋や湯浅京己の投手起用は、2人も意気に感じたことだろう。一方でオリックスバッファローズは、主砲ラオウ・杉本裕太郎のケガ、大阪ドーム球場の天井に打球が当たることによるホームラン取り消しの不運があった(自らが定めたルールだから仕方がないが、よもや2回も)。しかしアメリカ🇺🇸行きを目前にした山本由伸投手の、目の覚めるような日本ラスト投球は素晴らしかった。
 今後の日程としては、MVP(ゴールデングラブとベストナインもまだ)の発表は11月28日の予定。セ・リーグは岡本和真(優勝した阪神タイガースから出るなら大山悠輔、中野拓夢、近本光司、村上頌樹⁈)、パ・リーグは山本由伸で決まりだろう。シーズン全体を総括して感じたこと。
1️⃣投高打低
・特にパ・リーグはホームラン王26本、首位打者の打率.307、打点王87と過去最低水準だった
・今のピッチャーは本当に球が速い(150km台は当たり前)、変化球も多種多彩
2️⃣二強の突出
・阪神タイガースとオリックスバッファローズは2位と10ゲーム以上差
・クライマックスシリーズの実施に意味がないくらいの1位抜けだった
・逆にクライマックスシリーズ出場争いの方がセパとも白熱
3️⃣米国への人材流出が前提
・優秀な選手こそいなくなる前提での若手養成が必須
・(ソフトバンクホークス)千賀滉大投手、(オリックスバッファローズ)吉田正尚選手、(広島カープ)鈴木誠也選手の流出などはチームに打撃
4️⃣巨人、ソフトバンクという二強の退潮
・FAやベテラン選手の偏重が生んだ新陳代謝の停滞か
・全権監督であった原辰徳監督が任期を残して勇退
5️⃣FA制度の曲がり角
・高齢移籍かつ年棒高騰によるモチベーション低下で選手寿命の短縮が多い
(それでチームを動かないケースが増えた、活躍が目立ったのは近藤健介くらい)
・一方で現役ドラフトは阪神・大竹耕太郎投手の活躍などを生んだ
6️⃣WBCの後遺症
・故障者や不振者の頻出〜特に村上宗隆選手の不振、大谷翔平選手の故障
7️⃣不祥事の影響
・山川穂高や坂本勇人など女性関係が選手生命を揺るがせた
8️⃣外国人選手がイマイチ
・打撃タイトルに絡んだのはロッテマリーンズのポランコ選手のみ
・大活躍のDNAベイスターズのバウアー投手は別格
9️⃣意外だったこと
・セ・リーグはDNAベイスターズが優勝すると思っていた
(投打ともメインのタイトルホルダーはほとんどDNAベイスターズ)
・岡田監督の名采配
(四球査定の改善、実績のない投手起用などミラクル采配だった)
・広島カープの健闘
(あの戦力でよくぞ2位、新井貴浩監督の人徳)
・中日ドラゴンズと西武ライオンズの士気停滞
・あの田中将大投手が日本で通用しなくなってきた(心が痛い)


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