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長野県東御市、そこは雷電の故郷

 かねてからの宿願を果たせた。上田市と言えば長野県人口第3位の都市。そこから少し東に東御市(とうみし)がある。ここは力士雷電(1767〜1826)の生まれ故郷である。通算成績254勝10敗だから、文武両道で過去最強の力士と言われる。だから東御という地名は、角力ファンには耳慣れた都市名である。それに何となく東御市という名前も、やんごとなき印象の地名だった。しかし実際に東御市(東部町と北御牧村が2004年に合併)と言われても、ふつうはどう行けばいいか、何処にあるのかわからない。しかし上田の在住友人に言わせれば、車で30分とのこと。「それなら行ってみよう❗️」という話になった。

 ここには「力士雷電の生家」と「力士雷電の墓」があり「雷電くるみの里」という道の駅がある。「力士雷電の生家」は見応え充分な施設だった。吹き抜けの屋内に土俵がある。釦を押すと音声ガイドが流れる仕組み。室内には雷電の書き残した書道や、開所祝いに高砂親方(初代朝潮)」や横綱・三重ノ海関も駆けつけた写真が飾られている。直ぐ近くにある「力士雷電の墓」は、関家として立派な一族の集団。同行友人に言わせれば「実は関取の関って、この関が語源ではないか」とのユニークで、それでいて説得力ある仮説。力士は武士扱いになるので、苗字が許された。そして「雷電くるみの里」には雷電資料館もあったが、コロナ禍で休館で残念。ここには身長197cmもの雷電の銅像が立っていた。雷電グッズの販売はクリアファイルとマグネット。まさに雷電満喫の幸せの時間だった。

https://www.city.tomi.nagano.jp/category/bunkazai/130444.html


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