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中国歴史ドラマ「上陽賦 運命の王妃(全43回)」が完結

NHK-BSの中国歴史ドラマ「上陽賦 運命の王妃(全43回)が終了。
https://www.nhk.jp/p/joyofu/ts/XQR6LWYJ34/

 中国の架空の国「大成」を舞台に、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。争いの渦中で、家族の絆や葛藤、男女の愛憎が複雑に絡み合う。皇帝の姪で「上陽郡主」の称号を持つ王儇(おうけん)。美貌と知性に恵まれ、皆に愛されてのびのびと育ち、親しい人からは幼名で阿嫵(あぶ)と呼ばれている。父の王藺(おうりん)は国の丞相として権勢を振るっていた。皇帝は王儇をかわいがっていたが、妹の夫で、皇后の兄である王藺が、皇室の掌握をたくらんでいることを警戒する。やがて成人の儀を終えた王儇に婚礼の話が持ち上がる。父皇后は皇太子の妃にしようとしていたが、 王儇は側室の息子であり思いを寄せ合う第3皇子、馬子澹(ばしたん)以外と婚姻する気はなかった。一方、戦の絶えない辺境の地、寧朔(ねいさく)の将軍、蕭綦(しょうき)は低い身分の出身だったが、戦功を立てて異例の王爵を賜り、「豫章王(よしょうおう)」になる。権力闘争の陰謀によって馬子澹と引き裂かれてしまった王儇は、蕭綦と政略結婚することになる。そこで初めて都の外の世界に触れ、太平の世を目指す蕭綦の姿を知る。望まぬ婚姻であったが、しだいに互いにひかれあい強い絆で結ばれていく2人。だが、皇帝の座をめぐる熾烈な争いは、容赦なく王儇たちを巻き込んでいく。


 韓国歴史ドラマもそうであるが『こいつら権力争いばかりやっていて、たまにはちゃんと仕事しろよ』と思うのは中国歴史ドラマも同じ。まあそういう意味では、日本の田沼意次や松平定信以降の時代小説も、幕末まではそうかもしれないが。特に皇太后というのは、老いて政治に口出して、結局は国を滅ぼしかねない鬱陶しい存在。最初は主人公の王儇を演じるチャン・ツィー・イーを観て『これのどこが絶世の美女なんだ?』と思った。目も大きくないし、いかにも東洋人っぽい表情。各国の王子や名だたる武将たちが、次々と彼女を一方的に慕う。しかし堂々とした演技と、役柄で表現された王妃の雄々しい振る舞いに、どんどんチャン・ツィー・イーが美しく思えてきた。さすがは数々の賞を受賞している大女優である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/章子怡


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