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「マルコによる福音書 第12章25〜38節」、こういう人に私もなりたい

 8/13の尾久キリスト教会の広瀬邦彦先生の説教。題材は「マルコによる福音書 第12章25〜38節」でテーマは「大切なのは愛すること」。
 律法学者に「最も大切な戒めは何か?」と問われたイエスの答えは二つ。一つは「主なるあなたの神を愛せ」。もう一つは「汝を愛するように隣人を愛せ」。神の人への愛は、人の神への愛を上回る。なぜなら神はひとり子であるイエスを犠牲にしてまで人を愛したのだから。「ヨハネによる第一の手紙」第4章19章には「神がまず私たちを愛して下さった」とある。「ローマ人への手紙」第13章8節でパウロは「愛は律法を全うする」と断言する。人を愛する者は律法を犯すことなどないのである。
 福島県でお世話になっ


た牧師M先生は、教会のホームページに様々なコメントを上げている。読んでいる人も多く、全国からメールで質問が来る。最も多いのが罪に関する質問。「お酒を飲むことは罪ですか?」「煙草を吸うことはいけないことでしょうか?」「男女交際は構わないのでしょうか?」。これに対してM先生は「何が神を悲しませるかより、何が神を喜ばせるかを考えてはいかがでしょうか」と答えている。
 さるご婦人はあまり自動車の運転が得意ではなかった。高速道路を走っていて、タイヤに釘が刺さってタイヤがパンクした。路肩に車を停めたものの、スペアタイヤを交換した経験がなく途方に暮れていた。そこに通りかかった車が、ご婦人の車の後ろに停車した。男の人が出て来て「パンクしました?」と言いながら、工具を出してきてタイヤを交換してくれた。婦人は「ありがとうございます。お礼をしたいのでお名前と連絡先を教えてください」。男性は「お礼はいいので、そのかわりにお願いしたいことがあります」。婦人は「なんでしょう?」。男性は「あなたと同じように困っている人がいたら助けてあげて下さい」。この教えには二つの意味がある。一つは隣人への愛。もう一つはタイヤ交換の習得を促している。こういう人になりたいものだ。


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