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本宮ひろ志「Good Job④」力士編

(絵)本宮ひろ志・(作)高野洋「Good Job」(サード・ライン)は、職業選択における人間ドラマを描くシリーズ漫画。第4巻には「力士編」が収録。孤児院「大代園」で育った光。大飯喰らいのため「大代園」を出て、相撲部屋に入門。身長195cmの身長だが、ガリガリに痩せていた。遠慮なく食べて、考える稽古を積んで、身体も劇的に成長。やがてテッポウで柱を突き折るほどの破壊力を身につける。しかし大器・春日井との一戦で右眼を摘出。片目となっても、努力を重ねて、幕内に上がる。このあたりは双葉山の再来。十両に上がれば給料が出て「大代園」に恩を返せる。そして遂に横綱目前のかつての春日井・今は大関春日山との宿命の決戦を迎える。物語中に登場する兄弟子の白岩関の「相撲取りなんてのは強くなれなきゃただのデブだ」は厳しいことばだが真実である。他には「漫画家編」「YouTuber編」があり、それぞれの職業を天職とするに相応しい人材についても解説。力士編では①負けに引っ張られないメンタリティ②精神的なタフさ③礼儀・尊意の三点が必要技能だそうだ。本宮ひろ志先生らしい「男一匹ガキ大将」的な、裸一貫で世界に飛び込む青年たちのエネルギーと魅力を描く。
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