徳間書店そして復刊ドットコムを含めてCCCグループでは、お世話になりました
昨日を以って、Cパブリッシングサービスの仕事が契約満了。齢65歳の春で、徳間書店の仕事はリタイア。復刊ドットコムの社長を辞して以来、6年間目黒でお世話になった。
1年目は編集部で本を2冊出した(河崎実監督「バカ映画一直線!」、蔵臼金助「マカロニウェスタン殺戮と銃撃のバラード」)。実は編集は手伝ったことはあっても、自分で手がけたことは初めてだった。休日出勤も多く、いかに編集という仕事が大変か、身に沁みた。一方で「大相撲錦絵」の販売と、大相撲錦絵の展覧会イベントを担った。趣味と実益を兼ねた楽しい仕事。おかげさまで春日野祭(クリスマス会)や栃ノ心の大関昇進パーティーに出席できたり、芝田山部屋でチャンコをご馳走になったりの余禄が多かった。販売では八木書店さまに、ひとかたならぬご恩になった。
2年目からは電子書籍のテキスト物(小説、ノンフィクション)を5年間担当。月に10冊ほどを担当したので、ここ5年間はほとんど徳間書店の本しか読んでいない。特に多かったのが警察小説にスピリチュアル。それまでは小説しか読んでいなかったのが、ノンフィクションも読むようになって、読書幅が広がった。
5年目からは「わんぱっくコミック」の電子復刻と電子雑誌も兼任。「わんぱっくコミック」は途中で予測不能な事態が発生して中断。しかし読者に打てば響く、ワクワクする仕事だった。電子雑誌では「Nintendo DREAM」の入稿、各誌の売上集計、臨時増刊対応、ABC協会集計、電子取次への営業応対、社内電子雑誌事業の総括調整などが任務。販路も電子書籍と電子雑誌では、ずいぶんと違った。
自分は日販や復刊ドットコム時代は、プロジェクトチームかマネジメントしかやっていなかった。だからルーチンを持ったのは初めて。とても新鮮な充実した体験だった。また経験した電子コンテンツ業務の世界は、紙の本の世界とは全く違うサプライズの連続。これからは警察小説のメッカ「徳間書店」の本が役得で読めなくなることが残念。ともあれ貴重な体験をさせてくれた、CCC増田会長にひたすら感謝。そしてお別れに当たっての目黒の同僚たちのご厚情に涙。しばらくは目黒ロスに陥りそう。
今後はパイインターナショナルでのお仕事と、いろいろ実験を行う予定。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?