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当たり前を捨てられるか?

自分が当たり前だと思っているものは当たり前ではありません。
一夫一妻制だって、小学校に行くのだって、
時代や国が変われば当たり前じゃない。
自分が持ってる当たり前を捨てられるか?
大きな変革がほぼ確実に訪れる、
これからの時代に適応していくのに必要なスキルです。
どんな変革が訪れるのか?については
2030年 すべてが『加速』する世界に備えよ」という本がおすすめです。

当たり前を疑おう

当たり前というのは危険な思考です。
何が危険かというと、
自分の中の凝り固まった考え方に気づけない可能性が高いからです。
自分が当たり前に思っているものは
本当に当たり前なのか?
それを疑うためには、
違う世界に行くのが一番良いですが
それが難しければ本でもYouTubeでもなんでもOKです。
自分の当たり前を疑う癖をつけましょう。

「大学を出たら働く」と思っていた大学時代

「社会人」というセリフ、
普通に使っていませんか?
それ、英語に訳せない言葉の一つです。
無理矢理訳すとしたら、After I started working?
うーん、日本語の「社会人」のニュアンスは伝わりません。
そもそも、「社会人」って何?ってことなんですよ。
その言葉の裏には、
大学(人によっては高校や専門学校、大学院)までの学生時代と
働き出してからは違う世界だよ、という
いかにも日本らしい考え方があるのです。
かく言う私も、大学時代はそういう考えでした。
なので当たり前に就職しました。
そして、「社会人」になりました。
でも、本当は、そんな垣根は「当たり前」であってはならない。
いつだって学んだらいいし、いつだって働いたらいい。
そんな線引きするから苦しくなるんです。

日本の会社員は「当たり前」に染まりまくり

いわゆる日本の企業に勤めていた頃を振り返ると
色々な「当たり前」に染まっていたなぁと思います。
例えば・・・
1)後輩は飲み会の幹事をする
2)先輩は多めに払う
3)上司が座る席を常に気にする
4)就業時間には仕事ができる体制を整えておく(10分前には出社)
5)終業時間が来てもすぐには帰らない
6)会議では資料を読み上げる時間を取る(情報の共有は紙で)
7)社宅の草むしりは全員参加
8)組合の行事は全員参加
9)出張に行った時は夜ご飯は接待か上司と食べる
10)昼休みに電話番が残る

書き出したらまだまだいっぱい出てきますがw
そして、もしかしたら私が前にいた会社だけなのかもしれませんが、
いくつかは大学院生となった今でも共通している「当たり前」もあります。
新入社員時代は、社会人ってそういうものだと思っていましたので
当然したがっていました。
でも、よく考えたら
仕事をしに会社に行ってるんだから、
決められた時間に決められた仕事をしていればいいんですよね。

家でもいっぱいの当たり前があった

普通の家、という言い方はあまり好きではありませんが、
少なくとも自分の家が「普通」ではなかったという自覚はあります。
多かれ少なかれ、
それぞれの家に「当たり前」として流れているものがあると思うのですが
私はとあることをきっかけに離縁するまで
「当たり前」に苦しんでいたことに気づきませんでした。
家にあった当たり前は例えば・・・
1)毎朝、仕事に行く人を全員で見送る
2)休みの日でも父親が起きる時間までには起きる
 (起きる時間はランダム)
3)お正月、お盆など連休は必ず帰省。外出は最小限に
4)父親が旅行に行くと言い出したらどんなに直前でも全員行く
 (学校、部活の練習ももちろん休む)
5)家族の誰かがキレていなくなったら探さない
  →戻ってきたらそのことに触れない

これは私の実家の例ですが、
しんどいと思ったら、ある程度大人で、親に頼っていないならば
100%従わなくていいんですよ。本当は。
なのに、それこそ、
「親には絶対に従わないとダメ」みたいな当たり前がありますよね。
私はそれに結構苦しみました。

ジェンダー関連には当たり前が大量にある

最近SDGsで話題の「ジェンダー」ですが、
日本はジェンダーギャップがダントツに大きいんです。
詳しくはブログに書きました。

わかりやすいところで言えばこんなところでしょうか。
・母親が中心に子育てをする
・男が力仕事をする
・デパートの受付は女性が多い
これ、当たり前になっているけれど、
それって本当に正しいのか?世の中をよくしているのか?

世の中には当たり前が溢れている

気づかないうちに、あなたもたくさんの当たり前に囲まれて生きています。
それに気づいて、
それって本当にそれでいいんだろうか?と疑うと
自分が知らず知らずに持っている凝り固まった考えから
脱出できるんです。
本を読んだり、違う世界の人と話してみたり
旅行してみたりすると
自分の当たり前に気づけます。
変化の激しい時代を生き延びましょう。

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