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「猫」×「感覚器官」

長い年月の中で、人間は脳の働きを向上させてきました。
一方で、野生に棲む多くの動物は他の感覚器官を発達させています。
いや、もしかすると、人間は脳を発達させる代償として他の感覚器官や身体能力を鈍らせているのかもしれません。

猫は、とても敏感な嗅覚と聴覚を持っています。
これは、元々砂漠のような土地で暮らしていたネコ科動物特有の狩りのスタイルから来ているのだと思います。
鳥のように空を飛べるわけではないため、昼夜問わず獲物の足音や鳴き声を察知して狩る。また、肉食動物は獲物が腐っているかどうかを判断するために鋭い鼻の持ち主でなければならない。

夜に狩りをすることが多かったためか、視覚は弱めです。
また、味覚も多分あまりないのでしょう。キャットフードを何度も食べたことがある私ならわかります。笑
触覚については、通り道や住処などを判断する材料として、弱い視覚を補うためにかなり強いような感じがします。特に、猫のひげにはその所以を強く感じます。

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(こちらは野に生きたるネコ科の動物です)

さて、我が家の八重ちゃんは、温室育ちのお陰か、大体の感覚器官がちょっとだけ人間に寄ってきているように思えます。

野生の猫に比べてみると。
😺朝起きて夜寝る生活のため、視覚はちょっと強め
😺餌が安定してもらえるため、嗅覚はちょっと弱め
😺聴覚については、飼い主がしょっちゅう外出するため、月並み
😺食べ物の好みが出てきているため、味覚は強め
😺普段1時間くらい撫でられているので、触覚は強め

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(家に住みたるネコ科の八重ちゃんです)

そんな彼女ですが、先日車で移動する用があったので、1時間ほど我慢して車に乗ってもらうことになりました。
猫は三半規管がものすごく発達しているのを知っているので、車に乗せるときにはこまめに休憩を取ることを心がけていたのですが…
その日は暑さも相まってか、次第に口で呼吸し始め(猫の口呼吸は苦しさのサインです)、お漏らししてしまい、最終的には座席に吐いてしまいました。

急いで介抱し、家に帰ってからはいつもの調子に戻ったのですが、このときばかりは焦りました。
やはり家に住まう猫は、お出かけは控えめにしたほうがいいなと感じた日でした。

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(もう二度とお出かけしねぇよ!)

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