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池上彰「何のために学ぶのか」をコンパスにして知識の海へ

本書では学ぶことすなわち知らなかった事を知るという事は単純に楽しいことであり、学ぶ理由が分からない人というのはその楽しさを知るタイミング(あるいはチャンス)が来ていないだけとありました。これには、なるほどそういう事かと納得しました。

また、学んだことは誰にも奪われることはないという言葉にはこれまでどこかスッキリしないところがありましたが、貧しい国の中で学ぶ人たちの話を聞いてそれは日本が平和であるからなんだと納得しました。

令和から万葉集の話、日本の文化から言霊信仰の話まで分かりやすく説明する著者だからこそ言葉に説得力があり、その機知に富んだ文章からこそ学ぶということの意味を感じるべきなのだと思いました。

また、本書の中でニュースなどで取り扱うためアウトプットを意識したインプットをしているため、より本の中身が整理されて頭に入りやすいとあり、これは実戦できると感じました。

現在SNSの発達により、アウトプットする場が多くあります。そのため、こういった場でアウトプットすることを念頭に置いたインプットをすることができます。

しかし、実際に教える相手がいるわけではないで自己満足になってしまわないように注意が必要です。また、その人の考えをそのまま書くようでも意味がないので、必ず違う視点から考えることも大事にしたいと思います。

そして最後に、これを書きながら自分の文章力と教養のなさにショックを受けています。しかし、本書の中にも早いうちに挫折するべきだと書いているため、書くことに挑戦することは続けようと思います。


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