地下鉄サリン事件、死刑執行が衝撃。
こんなに大雨って、2014年に東京からUータンの三重県で一人暮らし始めた時以来だ。その時岐阜に警報は出てなかったのに、今いる岐阜で同じように洪水警報出ていて変な感覚だ。
オウム真理教の教祖、松本被告ら幹部7人の死刑執行のニュース、驚いた。
しかもネットニュースで大雨警報の8日明け方知った。遅い!
地下鉄サリン事件の時は、中央線住民で、通勤や買い物にゆく丸ノ内線使ってた。たまたまその日のその時刻に丸ノ内線に乗らなかっただけだった。
だからあの事件のショックは相当だった。
しかも私が大学生の頃に住んでたのは丸ノ内線エリアで、中央線の高円寺と中野よりの東高円寺で、松本被告の中央線にあった部屋の近くらしく、オウム真理教の麻原彰晃の衆院選出馬街頭スピーチは絶えず出くわしてた。
松本被告や真理教の幹部の逮捕の後は、中央線への信者らの飛び込み後追い自殺と噂された人身事故で電車も絶えず止まってた。
さらに、松本サリンの裁判開始後は、私は社会人で、幹部の林泰男死刑囚の裁判の傍聴に、最高裁へ仕事で行ったことがある。
人気の裁判で、朝から整理券が配られるほどの行列だった。編集者が当選くじをひいてくれて中で私は傍聴できた。
隣には、ずっとサリン事件の被害者への取材を続けていた作家の村上春樹が座っていた。
林泰男死刑囚はどこからみても存在が澄んでいて、オウム真理教の幹部でこの犯罪に加担してた一因だったなんて到底信じられなかった。
最高裁判所でその日いろんな裁判をそのあと傍聴した。コンクリート殺人、金属バット殺人、その他もろもろ…。離婚の裁判が1番言葉は悪いがおもしろくなかった。
とにかく目の前に立つ死刑囚か私となんらかわりない人間であることが不思議だった。
目の前のあの人が殺したのなら、私も人を殺めることが十分にありえる、って、殺人の衝動の突発性と理性の制御云々考えたら怖くなった。 どんな映画見るよりリアルで目の前に繰り広げられる人間像と人間模様に没頭した。
みんな裁判見たほうがいいって思った。
あれは、犯罪は、私らの写し鏡だ。
犯罪者は芸能人と同じ。
選ばれた人達なんだ。
私らの、とゆうか、私の意識が犯罪とゆう目に見える形にあらわれただけ。
死刑囚は私でもある。
最高裁での林被告の傍聴にほかの裁判の死刑囚を垣間見て、死刑囚の人生に興味が湧いて、一連の本を読み漁った。特に未成年での連続7人ピストル射殺の永山則夫にはハマった。
永山則夫は、特に心が綺麗で彼が死刑執行された件については死刑制度廃止論者に私も傾いた。
死刑囚って社会を映し出していて、私の意識が作り出したものだという視点でみると観点が変わる。
ただ、自分が被害者の遺族なら、自分の手で何度でも殺したいほどの憎悪が沸き起こるのも容易く想像できた。
今回の麻原彰晃の死刑は、もちろん被害者遺族にとったらもっと早くに執行されるべきだっただろうが、執行されないんじゃないかとも想像してたから衝撃だった。
ほんとに平成が終わるんだ。サリン事件教祖、幹部全員死刑執行と新年号との裏付けってないのかもしれないけれど。
この日本横断してる大雨の異様さにも重なってなかなか寝付けれやん。
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