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【熱狂的な浦和サポ!?】ビジネス界出身のJリーグチェアマン村井満とは

Jリーグがコロナの影響で延期になり、Jリーグの会見でよく見かけるようになった村井満チェアマン

どんな人か気になっている人も多いと思います。

今回は「#私のイチオシ」な人物である村井満さんについて書いていきたいと思います。


熱狂的な浦和レッズサポーター


村井さんは埼玉県川越市出身で高校時代は埼玉県立浦和高校でサッカー部に所属しゴールキーパーをしていました。

埼玉県出身ということもあり、高校時代は熱烈な浦和サポーターで、駒場スタジアムによく足を運んでいたそうです。

現在はjリーグチェアマンなので、全チームのサポーターであると言っています。


リクルート社長からjリーグチェアマンに


高校卒業後は早稲田大学に進学し、リクルートに就職します。営業、人事を経てリクルートの代表取締役社長に就任します。

その後、5代目jリーグチェアマンに就任することになります。

この就任は極めて異例でした。

なぜなら、プロ経験もjリーグのクラブを経営した経験もなかったからです。

歴代のjリーグチェアマンを見ても、初代の川淵三郎さん以外Jクラブの社長経験があります。川淵さんもサッカー日本代表経験があり、高校3年間部活でサッカーをやっていただけの人が就任することが異例なことがわかります。

では、なぜ異例の就任になったのか。

きっかけとなったのが、リクルート時代にJリーグにキャリアサポートのために出向者を送っていたことです。

5年間子供に人気な職業ランキング1位になるような職業のサッカー選手の引退の平均が26歳。これでは子供に夢を持たせられないと思い、サッカー選手のセカンドキャリアを充実させるために転職相談の出向を始めたそうです。

それがきっかけでJリーグの社外理事になりました。社外からの理事だったため責任を負わないので好き勝手言っていたそうです。

すると、だったらチェアマンやってみろと言われ2014年にJリーグのチェアマン就任につながりました。

「緊張することだけを追いかけろ。」


村井さんの考え方に好きな考え方があります。

「緊張することだけを追いかけろ」です。

自分がなぜ緊張するのか自問自答していたそうです。

気持ちが小さいのか、

精神が弱いのか、

でも、リクルート時代に何十万人もの転職者みてくうちに共通点に気づいたことが

本気の時にしか緊張しない。

逆に言うと、緊張することだけを選ぶ人生にしていれば、多くのものが手に入る。

だから、緊張するほうだけを選ぶようになっていったそうです。

チェアマンの話を受けた時も

「あ、俺緊張してる」

と思った瞬間

「やります」

と言っちゃったそうです。


Jリーグを分析する①


村井さんの魅力に分析力があります。

新人研修のチェアマンのスピーチで、選手でもクラブ経営者でもなく何を話せばよいか迷った村井さんは過去10年分の選手データを調べ、2005年に入った選手が10年間でどうなったか調べたそうです。

すると優秀な選手には、「傾聴力」と「自己啓発力」、「主張力」という力がとびぬけているということを導き出しました。

村井さんはこの力を総称して「リバウンドメンタリティー」と呼んでいます。

サッカーは理不尽なスポーツで、多くの試練を跳ね返していかなければ活躍できないということです。

中村憲剛選手や本田圭佑選手との対談でもこの話していたのですが、どちらの選手もとても納得していました。

特に本田圭佑選手との対談は他にもためになることが多く見応えがあったのでぜひ見てほしいです。アマゾンプライムビデオで見れます。






Jリーグを分析する②

村井さんの分析はまだあります。

チェアマンになり、Jリーグのプレースタイルを見直した際に

選手と『4つの約束』(簡単に倒れない、プレー再開を早く、選手交代は早く、異議をやめよう)を掲げました。

無駄な時間をなくすためです。

コーナーキックにかかった時間を全て調べてワールドカップのデータと比較したところ、

Jリーグが0.6秒だったのに対し、W杯は26.4秒。4秒も世界の方が早かったそうです。

自らが分析した結果をクラブに示しながら改善を促しています。

このように具体的な数字を分析し掲げることで、村井さんが掲げる目標により説得力を持たせています。


Jリーグを改革する「PDMCAサイクル」


ビジネス界には、Plan(計画)、 Do(実行)、 Check(評価)、 Action (改善)のサイクルを繰り返していくことで継続的にプロセスを改善していく「PDCAサイクル」という手法があります。

村井さんは、この真ん中にMiss(失敗)を取り入れた

「PDMCAサイクル」をjリーグに根付かせました。

あえて失敗することを前提とすることで失敗を恐れずに挑戦できるからです。

「サッカーはミスを犯すスポーツなのにjリーグで働く人がミスを恐れてどうする」という思いも込められています。

この考えが結果に結びついたのが、

DAZNとの10年間で約2100億円の放映権契約です。

この巨額の前代未聞の契約は失敗を恐れず挑戦的な姿勢が伺えます。

また、現在コロナの対応もこの「PDMCA」を意識してスピード感を落とさないようにされているそうです。






厳しい処分【村井案件】


村井さんは厳しい処分をとることでも有名です。

村井さんがチェアマンに就任した年に浦和レッズで「JAPANES ONLY」の横断幕が掲げられました。

村井チェアマンはこの事態を重く受けとめ浦和レッズにJリーグ史上初となる無観客試合という厳しい処分をしました。

このことから村井さんは厳しい処分をとることが明らかになり、サポーター間では、村井さんの処分に当たりそうな出来事が起きると、

「これは村井案件では?」

と使われるようになりました。





まとめ

今現在、コロナウイルスの影響で

Jリーグ界も大変なときです。

しかし、このタイミングで村井さんがJリーグのトップにいてくれてとてもよかったと思っています。

いままでの対応をみても、素早い対応で安心できます。

これからも大変な時期がつづくと思われますが引き続きがんばってほしいです。







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