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助けるより、助けてもらうが先。

人を助ける。人に助けてもらう。
どちらがいい、悪いの話ではありませんが、
私はここに「順番」があると考えています。


こんな体験をしました。

我が家では、子どもの同級生ファミリーと
保育園や学校行事後、バーベキューや鍋パーティーとして
集まることが恒例になりつつあります。

仲良しの三家族が持ち回りで、場所を提供して
わいわい楽しく過ごします。
小学生組は3年生、ちびっこ組は一番小さい子でも年中さんになり、
今回は「お泊り」も経験させてもらいました。


しかし、我が家は翌朝すぐに子ども達を迎えに行けない事情があり、
どうしようかな・・・と迷っていたんです。

そんなとき、場所を提供してくれたおうちのママさんが
「お昼頃までうちでゆっくり過ごせるようにするよ。
 近所の銭湯で朝風呂させて、
 帰りも送り届けるから、大丈夫、大丈夫♪」
と明るく言ってくれました。

そんなに甘えてご迷惑じゃないかしら?
はじめてのお泊りなのに大丈夫?なんて考えていましたが、
「子ども達もみんな一緒の方が楽しいからさ」
ママさんの言葉とキラキラの笑顔に⁡、
段々とその気になってきた私たち夫婦。

結局、夫は朝いちばんでスポーツ遠征先へ向かい、
私は午前中の仕事に集中することができました。

「A君とこっそり夜遅くまでゲームしちゃった」
「Bちゃんとお風呂にはいってね、
 女の子5人もいたから、
 よそのおばあちゃんに『5人姉妹なの?』って聞かれちゃった」

お昼に送られて帰ってきた子ども達の弾んだ声を聞いて、
甘えさせてもらってよかったなと感じたのでした。


その日の午後、
娘と遊びに行った近所の公園で、
私は2か月の赤ちゃんを抱っこしたママさんと
2歳と5歳の姉妹に出会いました。

2歳の子が「ママ、くちゅした!」と靴下を履かせてもらいたがっています。
応えようとするママの腕の中には、赤ちゃん。
抱っこ紐もありません。

はじめてお会いする家族でしたが、
午前中に仲良し家族のママさんに助けてもらって
心の余裕があったからでしょうか。

「私でよかったら、履かせましょうか?」
と声を掛けていました。


「子育ての手は多いほうがいいですからね」
ひとりごとのように呟きながら、
2歳のちいさな足に靴下をそっと履かせながら、
心の中はホカホカした気持ちでした。


以前の私は、
何でも一人で「完璧」にやらなくちゃと
背負い込んでしまう癖がありました。

誰かの手を借りたくても、自分から「手伝ってもらえませんか?」とは言えません。

むしろ、人を助けられる自分でいたかったので、
自分の方が助けが必要なほど、両手いっぱいの荷物を抱えながら、
困っている誰かをおんぶして歩こうとするような人でした。

今では、「助けるより、助けられるが先。」と考えています。

人に助けてもらって、自分の課題がクリアになれば
自然と余力が生まれるものです。

自分が大変なときには、無理をせずに
誰かに相談して、遠慮なく助けてもらえばいい。
人を気に掛けられるくらいの心の余裕があるときだけ、
誰かを助けてあげられればいい。


①人に助けてもらう
②人を助けることができる

この順番が逆になることは、
私の体験ベースですが、おそらくないと言えるでしょう。

また自分の課題が出てきて、誰かの助けが必要になったら、
そのときは、以前あなたが手を貸した人が
「恩返し」の形で助けてくれることだってあるはずです。


今のあなたは、「助ける」「助けてもらう」
どちらを必要としていますか?

もしも、助けてもらう必要がある状況なら、
まずはその話を聴かせてください。
対人支援歴15年の私がサポートさせていただきます。


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