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海外絵本専門店yackyackbooks。 アートやデザインを楽しめる海外絵本を中心に紹介しています。オンラインストアおよびイベント出店にて展開中。こちらのnoteでは現在制作の絵本「LITTLE RINGO BOOK」の制作プロセスを公開中!

最近の記事

印刷会社へ【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#4】

企画をつくり物語を練り、ある程度本の形が見えてきたらしなければならないのは予算計画。どれくらいの金額で本をつくり、販売するのかというところ。理想を全部詰め込むこともできるけれど、それではいくらあっても足りません。原価に対して、売値を決めることもできるけれど、その価格で果たして買ってもらえるのか。採算も見ながら、数字と睨めっこ。学生時代は圧倒的な文系、仕事を始めてからもなるべく数字に触れない役割と担ってきたところがありますが、ここは逃げずに向き合あってみたいと思います。きっと数

    • どんな絵本に?(後編)【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#3】

      『LITTLE RINGO BOOK』が具体的にどんな絵本になるのかお話ししていきます。まず、こんな企画書をつくりました。 絵本のイメージを固めていくにあたって、企画書にすることでぼやっとしていた輪郭が少しずつはっきりとしてきました。 モチーフとなっているリンゴを通して、果物や野菜の個性や美味しさに加え種から生まれる新しい命のことにもっと興味をもってもらうこと。この部分は青果店ミコト屋と一緒につくっているからこそでもありますね。 ここにyackyackbooksの強みで

      • どんな絵本に?(前編)【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#3】

        今回の記事では『LITTLE RINGO BOOK』がどんな絵本になるのか、その姿や形を少しお伝えしていこうと思います。 前回、前々回の記事でも書きましたがこの絵本のきっかけはミコト屋の鉄平さんとの会話。野菜や果物を題材にした絵本をつくってみようということで、誰でも知っている八百屋であれスーパーであれ果物コーナーに欠かせないりんごをモチーフに。また鉄平さんたちがミコト屋として活動するきっかけも「ひとつのりんご」からだったということで、象徴的な存在として物語を描けるのではない

        • はじまりの顔合わせ【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#2】

          一緒に絵本をつくろう!と旅する八百屋、青果店ミコト屋の鉄平さんと話をしたものの、絵本の中でもっとも欠かせない絵の部分を誰に描いてもらうのか。これが何より重要なポイントでした。僕自身もイラストを描いていますが、この本のイメージに合う絵はどんなものだろうと。また、誰かに参加してもらうことで輪が広がっていくこともプロジェクトにとって大事なこと。実った果実を鳥たちが食べ、その種がどこかに運ばれ新たな木が育つように。せっかく本をつくっても人の手に渡らなければ、意味がないですからね。

        印刷会社へ【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#4】

          yackyackbooksによる絵本制作プロジェクト、はじまりました【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#1】

          こんにちは。 yackyackbooksの山中タイキです。 ロンドン留学時に友人と絵本を制作したことをきっかけに、日本で海外絵本の専門店を開いてみようと立ち上げたyackyackbooks。2017年から1年半ほど東京・目黒区の目黒川沿いにあるちいさなガレージで、週末を中心に不定期でオープンしていました。 通常本屋さんだと在庫数が沢山あるため、背表紙を揃えて棚に置かれることが多くなってしまいます。ですが「絵本の顔は表紙だ」と思っていたところがあり、できるだけ"顔"を見せる

          yackyackbooksによる絵本制作プロジェクト、はじまりました【LITTLE RINGO BOOK 制作ノート#1】