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探偵file 004 大阪ディープ探訪④ 新世界

通天閣は、ご存知のとおり、大阪府大阪市浪速区の新世界中心部に建つ展望塔である。19明治45年に初代通天閣が誕生した後、昭和31年に2代目通天閣が再建された。平成19年5月15日に登録有形文化財となった。公式キャラクターは「ビリケン」さん。大阪の観光名所ならびにシンボルタワーとして知られているが、一度も行ったことがなかったので、調査に向かった。


「通天閣」とは

「天に通じる高い建物」という意味で、命名したのは明治期の儒学者、藤沢南岳という人らしい。
通天閣は、明治45年に第5回内国勧業博覧会の会場跡地に建設された初代通天閣が始まりです。パリのエッフェル塔をモデルに、凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたような形をしており、高さは約75mで当時の日本一を誇りました。名前の由来は「天に通じる高い建物」で、隣接するニューヨークのコニーアイランド遊園をモデルにした「ルナパーク」のシンボルタワーとして誕生。通天閣とルナパークは赤いロープウェーで結ばれ、映画館や劇場、旅館、飲食店などが建ち並ぶ繁華街「新世界」が形成されました。

初代通天閣

現在の通天閣は二代目

1956年10月28日に完成した。通天閣観光株式会社(つうてんかくかんこう、Tsutenkaku Kanko Co., Ltd.)により運営されている。避雷針を含めた高さは 108 m(塔自体の高さは 100 m。避雷針は2016年に 3 m のものから 8 m のものに更新している)。設計者は、ほぼ同時期にできた名古屋テレビ塔、さっぽろテレビ塔、東京タワーなどを手がけた内藤多仲。建設を施工したのは奥村組である。

夜の新世界はまるでショーアップされたステージのよう

通天閣の構造

入場ゲートや展示スペースなどを設けた低層階(1 - 2階)と、展望台などのある高層階(3 - 5階)で本体を構成。入口と2階を往復するエレベータ(低層エレベータ)と、展望台のある4・5階と2階を往復するエレベータ(展望エレベータ)を別々に稼働させている。このような構造のため、入場者が入口から展望台へ向かう場合には、基本として2階で低層エレベーターから展望エレベーターに乗り換える仕組みになっている。低層エレベータについては、本体とは別に建てられた白色・円柱形の専用棟(エレベータ棟)の中で稼働。エレベータ棟の2階と本体の2階を渡り廊下で連結している。このようにエレベータ棟を本体と分けた構造は、2014年(平成26年)10月から2015年(平成27年)6月まで実施された免震化工事で功を奏したという。その一方で、再建当初から2001年までは、東洋オーチス・エレベータ(現:日本オーチス・エレベータ)製の円柱形エレベーターを低層用に稼働していた。乗りかごが円柱形のエレベータが設置されたのは、通天閣が世界で初めてとされる。なお、2001年からは、低層エレベータを日立製作所製の円柱形エレベータに更新。本体では、展望エレベータの稼働中に、「ビリケンのイラストや、夜空に浮かぶビリケン座をエレベーターの天井に浮かび上がらせる」という光の演出を施している。本体の直下を市道が通っている関係で、低層階の1階部分(エントランス)には、市道をまたぐ格好で鉄製の4本の脚(脚部)が四方に据えられている。再建当初から2013年12月19日までは、低層エレベータおよび、エレベータ棟の2階へ通じるらせん階段の乗降口を1階の東側に設置。展望台への入場券(展望券)を、本体の2階で販売していた。しかし、入場者数の増加などを背景に、同年12月20日から展望台への入場ルートを変更。

地下1階に展望券売場と低層エレベータの乗降口を新設するとともに、同年6月30日まで地下1階の一角で営業していた「通天閣地下劇場」の跡地を、入場者の待機スペースなどに活用している(詳細後述)。このため、展望台への入場者は、ルート変更前から脚部の間に設けられている地下通路への入口(2ヶ所)から階段でいったん地下1階まで移動。地下1階で展望券の購入と低層エレベータへの搭乗を済ませてから、従来と同じく、2階で展望エレベータに乗り換えるようになった。

現設計・構造
本体:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
塔高:地上108 m
幅:24 m
脚間:24 m
重量:1000トン
展望台:鉄骨鉄筋コンクート造(周囲ガラス張り2階建て)
高さ:4階床まで84 m、5階床まで87.5 m
補助棟:鉄骨鉄筋コンクリート造
性能:阪神・淡路大震災級の直下型地震、風速80メートル毎秒 (m/s) の強風に耐えられる。
さて、いよいよ実地の調査に向かいます。

現地調査

Wikipediaによると、1943年(昭和18年)に足元の映画館が炎上し、太平洋戦争中の金属回収によって解体されましたが、地元の人々の努力により、1956年(昭和31年)に現在の2代目通天閣が再建され、再び大阪のシンボルとしてよみがえりました。現在の通天閣は高さ103mで、91mの展望台から晴れの日には淡路島や和歌山まで見渡すことができだという。

さて、前振りが長くなりましたが、JR 環状線 新今宮駅 通天閣口出口(東出口)から出て新世界に向かいます。通天閣に行ったことがないイコール新世界もないわけで、今回の大阪出張はとても有意義な街探訪となりました。

地下街から地上に出るとアーケードの新世界の商店街が通天閣まで続きます。まるで、神社の縁日の出店の様な、射的場やお土産屋さんなどが並び気分を昂揚させます。

いよいよ内部へ潜入

着きました。
ありゃ、平日なのにインバウンドのお客さんが長蛇の列、何と1時間半待ちでした!
それでもせっかく来たからには、最上階まで行かないと気が済みません。途中で観光地にありがちな写真の押し売りにまんまと乗せられ、ビリケンさんとのツーショット、写真を買わされたのでした。そして待ちに待って、やっとエレベーターに乗って最上階へ。

調査所見

まあ、こんなもんでしょ、という感想を抱き、これがまた降りるのもエレベーター待ち30分という…
一生に一回はと思って登りましたが、さすがに時間の無駄だったなぁと後悔。で、新世界の観光客向け串揚げ屋さんへ。串揚げも可も不可もなくという感じで、お腹を満たし新世界を後にしました。

待ち時間が長く日が暮れました
新世界アーケード
展望台からあべのハルカスを望む
展望台からあべのハルカスを望む

さあて、大阪観光最後はやはりグリコという事で南に向かいます。


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