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Midjourney漫画ワザ:キャラクターリファレンスで後ろ向かない、動いてくれない時の対処法
Midjourneyでキャラクターが動かない、後ろを向かない時の対処法
Midjourneyは、クリエイティブなキャラクターを簡単に作成できる素晴らしいツールです。特に漫画を作成する際には同一キャラクターを出すことのできるキャラクターリファレンスが手放せません。
しかし、キャラクターリファレンスには思ったとおりに動いてくれなくなるという副作用(現状)があります。
この記事では手当たり次第次第試して効果的だったものを共有します。
副作用の例
下記にちょっと例示してみます。
今回の題材キャラクター
こちらの青いターバンの少年を使います
![](https://assets.st-note.com/img/1716753710406-V393uYuVqi.png?width=800)
後ろを向かない例
たとえば単純にキャラクターリファレンスを使って後ろ向きにしようとするとこうなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716753742269-l9lbg7buNo.png?width=800)
思うように動いてくれない例
また、頑固なまでに動いてくれないこともあります。
こちらは全速力で走ってくださいと伝えましたが、こんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1716753896415-RiCQLupuj4.png?width=800)
今回はこういった副作用を解決し、思ったポーズ、動きをしてもらうための簡単な方法を紹介します。
解決策1: 三面図と動きのある絵を組み合わせる*一番重要!!
まず、同じキャラクターの様々な角度やポーズの絵をたくさん生成しましょう。それをCanvaなどのツールで一つの画像にまとめます。これでキャラクターの整合性が保たれ、動きのある絵を作りやすくなります。
三面図+アクションの画像をつくる
![](https://assets.st-note.com/img/1716753641104-tGAlEODmcV.png?width=800)
個人的には無駄なトークンを消費する前にまっさきにこれを試すべきだったと猛省しています。
三面図自体つくる人は多いと思いますが、4枚目のような動きのある絵を差し込んでおくと、足腰が柔らかくなってよく動いてくれるようになります。
同じキャラをリファレンスせずにつくるのはちょっとガッツがいりますが、元のプロンプトに戻って納得いくのを揃えましょう。
一面のみ
![](https://assets.st-note.com/img/1716755247473-atHHIpqTKK.png?width=800)
三面図+アクション
![](https://assets.st-note.com/img/1716755303527-siajmAjYyw.png?width=800)
解決策2: cw(キャラクターウェイト)を低く設定する
cwの値を低くするということはキャラクターの画像を参照する割合を減らすことです。100がMaxで0がMinです。
これにより、キャラクターが柔軟に動くようになります。70程度がおすすめですが、50にすると服装が崩れる可能性があるので注意しましょう。ちなみに0にしても顔は固定されます。
cwを低くすると、キャラクターがよりアクティブな動きをするようになります。
同じプロンプトでcwのみ変更
cw 100
自分の手を見て驚いてくださいというプロンプトですが、全部ボツです😂
![](https://assets.st-note.com/img/1716754964666-PVPfDsyvqF.png?width=800)
cw 50
![](https://assets.st-note.com/img/1716754969217-507GdmlIUC.png?width=800)
解決策3: ar(アスペクト比)を変えてみる
arの設定を変えることで、キャラクターの動きが変わることがあります。例えば、ジャンプのような縦の動きには縦長のar、走るような横の動きには横長のarを設定します。最終的に正方形の画像にしたい場合でも、一時的にarを変更して動きを出すのが効果的です。
ジャンプしてください
正方形の場合
![](https://assets.st-note.com/img/1716754199536-aw0X8lXOme.png?width=800)
ジャンプしてください
縦長
![](https://assets.st-note.com/img/1716754209211-5apfUHfAyb.png?width=800)
走ってください
横長
走る場合は横にすると良いですね。基本的にアクションは横に動くことが多いと思うので、とりあえず横長と考えてもいいかましれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1716754152555-PDBgj9z27R.png?width=800)
上記を上にパンして欲しい形に
![](https://assets.st-note.com/img/1716754144414-dEgJ1XCS7n.png?width=800)
このように、動きのある絵をキャラクターリファレンスで出す場合は、その動きに合わせてarも調整すると良いです。
最終的な絵はあとからつくれるとして、キャラクターの動きを先に作りにいきましょう。
解決策4: 詳細なプロンプトを使う
動きを詳細に表現するためには、具体的なプロンプトが必要です。
いちばん簡単なのはGPT4o などで「ミッドジャーニー用のプロンプト作りたいんだけど」と相談して、自分がほしい絵のイメージを伝えてブラッシュアップしてもらうことです。
自分で考えたシンプルなプロンプト
![](https://assets.st-note.com/img/1716755812525-e1ry4dmAsa.png?width=800)
GPT4oとブラッシュアップしたプロンプト
![](https://assets.st-note.com/img/1716755812784-GgXDpUNmPh.png?width=800)
また、後ろ向きのキャラクターを作りたい場合は、明示的に「show the back of his head」や「--no face」などを使いましょう。これにより、キャラクターが後ろを向いてくれる可能性が高まります。
解決策5: niji 6ではなくv6を使う
最後の手段です。経験上v6のほうがアクションを得意としている印象です。
ただし、v6を使うとキャラクターの画風が変わってしまうことがあるため、キャラクターを遠目に描くなどの工夫が必要です。
同じプロンプト: niji 6
![](https://assets.st-note.com/img/1716754583991-xbRC3LXX4C.png?width=800)
同じプロンプト: v 6.0
![](https://assets.st-note.com/img/1716754591419-HWnDZqmoLr.png?width=800)
解決策6: 一回アクションだけを作ってキャラで上書き
これは効き目がマチマチなので番外編程度ですが、一回キャラクターリファレンスを外して生成しましょう。
キャラは一旦無視して、ほしいアクションを得ることを優先します。
その後Remix(Region varyも可)でキャラクターリファレンスを使って上書きをします。
木を登ってもらいたい
キャラクターリファレンスのみ
![](https://assets.st-note.com/img/1716756656606-o0smiiklAG.png?width=800)
キャラクターリファレンスなしで生成
![](https://assets.st-note.com/img/1716756663403-3zKGJEIFM3.png?width=800)
上記をRemixする際にキャラクターリファレンスを追加
![](https://assets.st-note.com/img/1716756671592-9GfVQAI09E.png?width=800)
三面図+アクションを使うと
ちなみにアクション付きの三面図を使ったほうが全然効果的です。
![](https://assets.st-note.com/img/1716757183518-Zjq9bW1QsM.png?width=800)
最後に
これらの方法を試すことで、Midjourneyでキャラクターが動かない、後ろを向かないといった問題を解決できます。色々と試して、自分の理想のキャラクターを作ってみてください。
このような記事では、読者がMidjourneyで直面する問題を具体的に示し、その解決策をわかりやすく説明することが重要です。また、ビジュアルの活用や具体的な設定例を追加することで、読者の理解を助けることができます。
こういったノウハウを定期的にアップしてますのでご興味ある方は是非マガジンフォローお願いします。
また、今回のキャラが出てくるマンガはこちらです。
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