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ちょうどいいを探る

幼い頃からやるべきこと、やりたいことを書き出しそれを1日のタイムスケジュールに組み込んで動くことが好きだ
寝る時間がたいてい決まっているのでそこをゴールにして逆算しながら、
結果、やりたかったこともできるし、予定通りに事が進むと気持ちがいい
まあそれは自分の都合で生きられている時期に限ってだったのだけど、

3年前息子がうまれてからというもの、自分の思ってる通りに時間が流れる方が少ない

予想していないことがいくつも起こる
自分のペースで物事が進まない

子育てにおいてよく話題に上がる寝不足の中での3時間おきの授乳なんかよりもわたしにとってはずっと苦痛だった

心の半分は仕方のないことだとわかっているし認めているはずなのに心はどんどん窮屈になるばかり


まだ小さいんだから我慢我慢、
いずれ手が少しずつはなれて自分の時間ができるようになるよ、
とたくさんの人が励ましてくれたのだけどその渦中にいる自分はそんな先のこと考えて穏やかに過ごせるかよ、子が小さくてもやりたいことは湧き出てくるんじゃい、と自分の時間を自由に過ごす人を恨めしく思っていたような時期がある
加えてこの生活の中でわたしは規則正しい生活、布団で朝まで眠ることが自分の心と体の健康を保つ鍵であるという当たり前のようなことを改めて知った


しかしまあ赤子を育てながら規則正しい生活、たっぷりの睡眠は難しいわけで。
自分のことばかり考えていて恥ずかしいけど、目の前の我が子とにこにこ過ごすために、少しゆるっとでも自分が許せる最低限のラインでの生活スタイル、赤子がいるのに、という呪いのような言葉を少し外に避けて気楽にやりたいことに挑戦してみることにした。
自分のちょうどいい部分を探るように、
誰かがどう言っても毎日子を育てるのも家事をするのも年老いていくのもわたしなんだから、

例えば、体に関しては昼寝は一緒に寝る
赤子は30分で寝る日もあれば2時間たっぷり寝てくれる日もある
今日は外遊びしたし寝るよねと思ってる日に限って数十分で起きたり、夕方に寝始めたらなかなか起きてくれなくて深夜に覚醒したんかと思うくらい目が冴えていたり、、
予定が立たない!!!

よって諦めて体を休める時間を共にとることにした
息子も隣で寝ていると安心するのか心なしかぐっすり眠るようになった気もする
夜間授乳も幾分か体力的にマシになった

やってみたいことに関しては、仕方ないのでやるハードルを下げた。
できないことが大前提だと諦めて。ぐっと集中して続けられる時間が限られているので保育や韓国語の勉強については机に必ず向かうことは避けた
コーヒーを淹れてノートを広げ、やり出した途端に泣いて起きられた時ほど絶望を感じることはないから


スマホのアプリでも充分身につくし、語学については日常の中に取り入れるように意識した
「今日は1/12 水曜日 午後15:02」などの日程を韓国語で口にしたり、目についたものを韓国語で言い換えて身近なものの単語をばっちりにするとか、きょうのできごと「今日は息子と雪遊びをした」など簡単な例文を一日3つ作る、など
がっつり取りかかれない日が続いた時など、なんとなくやった気持ちになっていた時もあったけど積み重ねってすごい、
身についてきたなあと感じることが1年経ってできるようになった

あとは書くこと描くこと、と、韓国語を一緒にやっちゃう
好きなことは組み合わせちゃうと満足度は何倍にもなる
ふゆやすみの帰省前にこれを自然と描きながら改めてわたしはタイムスケジュールを立てることが好きなんだなと気づいた、

韓国語でタイムスケジュールを立ててみる

気持ちよく過ごすために、やりたいことを続けていくために取り掛かるハードルを少し下げてみた結果

やりたいこととやるべきことのバランスが自分の中で少しずつ整ってきたようで欲求不満みたいなものが自然とぷしゅーっと抜けてきたように思う
他人にその自分への厳しさ、どうにかできない?とよく言われて本人無自覚で生きてきたんだけど、自分で決めたルールや決まりが自分の首を絞めていることとあるんだね、とようやく腑に落ちた気がする
律するという上で最低限の正しさは外せないけれど。

自分の心のバランスを整えることって案外難しくて、でも頑固なこころを少しゆったり構えてみると見えることもあって。
そうやってまた自分が柔軟に物事を捉えられるようになるといいね


あともう一つ。
息子が3歳になって正直赤子の頃に比べれば自分の時間は驚くほどに増えた。
いまならあの経験者たちがいう、いずれ手がはなれるよ、とのことばも理解できるけど、あまりにも先が見えないことを誰かの経験で知恵で伝えてくれても自分がその経験を得るまで納得というか腑に落ちることが苦手なんだと思う
もっとこう想像力を持ってそんな日が来るといいな、と期待に気持ちを持っていけるといいね

こうやってちょうどいいを探って過ごしていくんだな、きっと

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