【ヤッチャバ訪問記】栃木県足利市名草地区にある”再生"ゆず園を訪問
こんにちは!運営事務局のShinoです。
12月上旬に栃木県足利市名草上町にある「名草”再生”ゆず園」へ訪問しました。
みなさんは柚子の木を見たことがありますか?
私はスーパーの商品棚にころんと並ぶ柚子が
どんな風に育てられているか知りませんでした。
今回の訪問記を通して、みなさんにもゆず園の様子をお届けします!
足利市×ヤッチャバ 連携プロジェクト発足!
ヤッチャバの開催地である曳舟(ひきふね)駅から車で出発し、約1時間。電車の場合は、東武線で足利市駅まで1本。乗り換えも少なくアクセスも良い。
足利市と墨田区の地域連携ができないか、ヤッチャバ代表の本多と足利市の後藤さんたちが連携に向けて検討を進めてきた。
名草上町の名草ふるさと交流館西側には、10年以上放置されていたゆず畑がある。「このゆず畑をどうにか再生させたい!」という思いから約1年以上かけて集落支援員の後藤さん等が手入れをし「名草”再生”ゆず園」が12月上旬に限定開園された。
すみだ青空市ヤッチャバは今年で13年目を迎える。
「食を介して人をつなぐ。人を介して地域をつなぐ。」というコンセプトのもと活動してきた。
コロナ禍も落ち着き、地域の飲食店と連携を図るなど新しい取り組みや情報発進の形を検討していたところだった。
今年の夏頃に名草”再生”ゆず園の話を伺った。ヤッチャバには栃木からの出店者が2名おり、縁のある地域だった。今回のゆず園の話を受け、曳舟の広場への出店だけでなく、実際に運営メンバーが現地を訪れ産地の情報をお届けするなど新しい試みを考えた。
ゆずを通して、足利市と墨田区の相互の交流を図れないかと地域の飲食店も巻き込んだ連携プロジェクトが発足した。
墨田区の京島エリアにあるカフェ『オーロラキッチン』さんがプロジェクトに関心を持ってくださり、ゆず園を一緒に訪問した。収穫体験で採れたゆずを使ったメニューをお店で出していただくことになった。
それぞれの立場で何ができるのかを模索していきたい。そのためにもまずは現地調査ということで名草”再生”ゆず園の限定開園日に合わせて墨田から足利市の現地へ訪問することとなった。
現地へ到着すると鮮やかな青色の作業着にゆず色のニット帽を被り笑顔で私たちを迎えてくれた。
ゆず狩りの前に、再生ゆず園のできるまでのお話や収穫体験の注意事項などを教わった。
特に印象的だったのは、ゆずの「トゲ」だ。
バラの棘のように短くない。地面に落ちた枝を誤って踏むと固い靴底でも簡単に貫くほど鋭い。長く尖ったトゲは、まるで槍や刀といった鋭利な武器のようだった。
黄色く色づいたゆず畑へ到着し深呼吸をすると、
爽やかな香りで心地よい気分になった。
ゆずの収穫体験
今回の訪問では子どもたちも一緒に参加するため、ケガをしないように丁寧に説明を受けた。
ゆずの収穫に必要な道具。
皮の手袋、高枝切りバサミ、ヘタを切る仕上げ用ハサミ、はしご、ゆずを入れるかご等が渡された。
約1時間たっぷりと収穫体験を楽しみ、持ち帰り用のゆずを選定した。
無事にゆずの収穫体験を終えると、ゆず園周辺を道案内してもらった。道中、ゆず畑の土地の所有者である堀江さんと少しお話することができた。田んぼの田起こしをしているところだった。
DRY YUZU(乾燥ゆず)ができるまで
道を進むと、乾燥しいたけをつくる乾燥機を見学させてもらった。しいたけの香ばしい香りがした。
干し椎茸用の乾燥機だが、「DRY YUZU(乾燥ゆず)」をつくるために借りているという。
2日限定のゆず園開園に併せて名草Craftのオリジナルグッズや農協で販売しているジュース類。少し肌寒い里山の中で飲むゆず茶は身体が温まりほっとした。
名草Craftチーム、ヤッチャバへ出店!
ゆず園を訪問してから1週間後。今度は名草から後藤さんたちが足利市から墨田区へ。「名草Craft」としてヤッチャバに出店してくださった。
籠いっぱいにゆずを積み電車でやってきてくれた。柚子色の帽子を被り広場へ現れた。電車の中はきっと柚子の爽やかな香りでいっぱいだっただろう。
飲食店とも連携!ゆずを使った特別メニュー
名草Craftさんがヤッチャバへ出店された同日、
オーロラキッチンさんでは柚子を使った特別メニューを用意してくださった。
サラダに使われていた柚子のドレッシングは爽やかな香りを楽しめました。
マフィンもパウンドケーキもしっとりした甘さに柚子のピールがアクセントになっていてとても美味しかったです!
個人的なお気に入りは、ドライ柚子入り自家製ハニージンジャー。
生姜はヤッチャバのつくばのやさいさんのを使用し、ドライ柚子は名草Craftさんの商品を使用したもの。
酸味と甘さのバランスが絶妙で、体もぽかぽか温まりました。
あとがき 〜ヤッチャバスタッフの感想〜
今回、はじめて名草地区へ訪問し、実際にゆず園で収穫体験をさせていただきました。
ゆずの棘が鋭利だったこと、収穫の際に使う器具のこと、枝が硬くて思ったよりハサミで切って収穫するのも大変だったこと、加工品など様々な形でお客様に届ける方法を考えている生産者の想いや工夫を知れたこと。
ひとつひとつの作業過程も、実際に現地へ足を運び
実際に手や体を動かすことで得られる気づきが大きいなと感じました。
栃木県足利市名草上町の名草”再生”ゆず園のみなさん、
オーロラキッチンさん、ご協力いただきありがとうございました!
今後はヤッチャバ事務局スタッフがnoteを通して
定期的に発信していく予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
記事・写真:Shino
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