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2度目の発熱

2度目の発熱

今回はシリーズものです。
海外の病院で入院するとは?
健康を守るとは?
ティラミスはおいしいな?
について、考えていただければと思います。

来たる日曜日午前3時頃、急な悪寒で目が覚める。
任地ソガコペは夜でも30度ほどある。
そして、家の構造上かなり暑い。
しかし、そんな状態でも感じるひどい寒気。
長袖、長ズボンを着て、ブランケットにくるまり、温かいお茶を飲んでも、たまらなく寒い。

「これは、やばい。」

熱を測ると39度。
実は、先週の日曜日にも39度の発熱とひどい腹痛に見舞われていた。
その時の診断は「胃炎」だった。

なんでまた…
と、思いながらこの土日を振り返ってみる。
土曜日は結婚式に行って、
日曜日は教会に行って、
そのあと同僚の誕生日パーティーに行って…
病み上がりにしてはかなり予定を詰めていた。
(断れない自分の弱さを恨む。)

疲れなのか。
そう思いながら、鎮痛剤を飲み、眠りについた。

朝起きると、吐き気と下痢に襲われる。

学校に行きたい。
しかし、どうにもこうにもトイレから離れられない。
校長先生と配属先に休む旨を伝え、ただひたすらに耐える。
6時間空けてから2度目の鎮痛剤を飲む。
しばらくすると熱が38度まで下がったので、午後から授業に行こうとする。

すると、健康管理員さんから電話が。
「マラリアの検査をしてから、病院に行きなさい。2週連続で39度の熱はおかしい。何かの感染症かもしれない。」と。

マラリアの検査は陰性。(自分で針を刺すやつ)
その後、病院へ。

診察を受け、検査に並ぶ。
検査は血液検査。

先週も血液検査をしたが、(針を刺す直前で停電になり、ドアから漏れる木漏れ日で針を刺された。)
今週も血液検査をするらしい。

そしてまた待ち時間が異常に長い。
クーラーなしの灼熱の中先週は5時間待った。

血を抜かれ、結果を待つ。
結果を待つ間、最初こそ知り合いと談笑なんかしてたものの。
みるみる具合が悪くなる。

座ってるのはきついので、ベンチに横になる。
優しいガーナ人はきつそうな私に心配して声をかけてくれる。
「何か食べなさい!」「ここに座りなさい!」などなど。
ありがたいが、正直体調不良の時、話しかけられまくるのは本当にしんどかった。
最後の方はうなづくことと首を横に振ることしかできなかった。

そして、さんざん待った結果は
腸チフスネガティブ!!!

いや、腸チフスの予防接種してるんだから、なるわけないじゃん…😭😭😭(なる人もいる)

ここで、病名が分かることによりすっきりするかと思っていた私の望みが絶たれ、急激にお腹が痛くなる。

またトイレから出て、入ってのルーティーンへ。
そして、トイレもまぁ汚い。
水はもちろん流れないので、人のうんちの上にうんちを重ねる感じだ。
インドのトイレも汚いが、中々負けていない。(写真撮ればよかった)
そんなこんなで私はトイレの前でしゃがみ込み、動けなくなってしまった…。

ヤブがトイレの前でうずくまっている…!
ただならぬ様子に気づいた看護師が車椅子で私を緊急病棟へ運んでくれた。

ここではまた血液検査をするという。
そんなに注射が大嫌いなわけではないが、大好きでもない。
何よりなぜ2度も血液検査をしなければいけないのか分からない。

「血液検査は意味がない!検便をさせろ!会社のドクター(健康管理員さん)にもアメーバ赤痢かもしれないから検便をさせろ!って言われたんだ!」
と、お腹が痛いし、血液検査が嫌すぎて、泣きながら訴える私。

構わず、針を刺そうと手を押さえつけてくる看護師。

「ちょっと待って!お願い!血液検査する前に、ドクターと電話してほしい!」と号泣しながら、頼み込む。

健康管理員さんが代わりに看護師と話し、
血液検査の後、検便をするから。と、宥められ、やっとことで、血液検査に応じる。

そのまま点滴を打たれ、私は眠りについたのであった

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