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がんのリハビリテーション栄養 ポイント5つ

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1.食欲低下などによる経口摂取量低下と悪液質のため、低栄養のことが多い

・低栄養や悪液質を有し、ADL低下を認める成人がん患者に対するリハと強化型栄養療法の組合せ効果については、現時点でエビデンスが存在せず特定の推奨を行うことはできない

「やってはいけないということではなく、あくまでエビデンス不足により推奨できないということなので、ケースバイケースにもなるのではと思われます。」

2.末期で喘鳴や浮腫を認める場合には、一日500ml以下の静脈栄養で十分なこともある

・リハビリテーション栄養診療ガイドライン2018年版では、脳血管疾患、大腿骨近位部骨折、急性疾患と異なり、一律一定の推奨はしないというステートメントになっている。

「がんの進行状況にも応じたリハ、栄養管理が必要と考えられます。」

3.成人がん患者へのリハと栄養指導を組み合わせたプログラムは、エビデンスが乏しいため推奨なしである

・ただし患者および家族の意向と症状を勘案し、リハと栄養指導の必要性を個別に判断することが望ましい。

「患者、家族の意向を確認するというのは特に大切なことかと思います。STとしては、最後の一口までおいしく食べられるようにするための嚥下評価や環境設定が一番の役割かと。その中で能力の土台となる栄養状態を保つためにはどうするかなど、他職種との強力が大切かと思います。ただ個人的に栄養成分ばかりをこちらが気にしてしまい、患者さんの食欲がわかないのであれば、最後はおいしいものや好きなものを食べられることが幸せかと。そして偏ってでも栄養を補給できるということがまず重要なのかなと思います。」

4.臨床現場では、低栄養、サルコペニア、悪液質を認めるがん患者には、リハ栄養を行う

・エビデンスがないからがん患者にリハ栄養ケアプロセスを行わないというのは、好ましくない。

「疾患により注意する点はあるかと思いますが、リハ栄養の目線は常に持っておくべきだと思います。」

5.がん悪液質に対しては、運動による抗炎症作用が有用な可能性がある

・リハ栄養を行わないことを推奨しているのではなく、あくまで推奨なしである。

「かといって何もしないことで、状態悪化が早まるのは間違いないかと思います。エビデンスが少ないということは結果の出にくさや難しさでもあると思いますが、ケースごとにリハ栄養を考えていくのは、どんな疾患の方であっても必要かと思います。」


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