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リハビリテーション栄養①アセスメント・診断推論のポイント3つ

本日も引用は

です。

ポイント

1.ICF-Dieteticsの日本語訳と臨床現場への導入が今後、日本でも重要となる

2.身体的フレイルの主な原因は、サルコペニア、低栄養、ポリフォーマシーである。

3.医原性フレイルとは、医療行為、薬剤有害事象、医原性疾患などによるフレイルである


具体的に説明すると

1.ICF-Dieteticsの日本語訳と臨床現場への導入が今後、日本でも重要となる

・ICF-Dieteticsというのは、オランダ栄養士会が開発したもの

・開発の背景はICFの一部に栄養関連の項目が含まれているが、それだけでは栄養診断など栄養ケアプロセスとしての用語が不十分であるため。

・ICF-DieteticsはICFをベースにしているが、変更点が少なくない。

「全く知らない用語ですが、こんなのあるんだなーと頭に入れておいても良いのかなと思いました」

2.身体的フレイルの主な原因は、サルコペニア、低栄養、ポリフォーマシーである。

・身体的フレイルの診断基準は①体重減少(6ヶ月で2kg以上)②倦怠感③握力(利き手で男性28kg未満、女性で18kg未満)④歩行速度(1m/秒未満)⑤活動量(1週間に一日も運動していない)→5項目中3項目該当すれば身体的フレイル、1‐2項目該当すれば身体的プレフレイルと診断する

・ポリフォーマシーとは単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関連した薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬アドヒアランス(患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って服薬遵守すること)低下などの問題につながる状態。

・栄養状態はフレイルと関連がある

・微量栄養素、特に血清ビタミンD低値はフレイルのリスクとなる

・地中海食をはじめバランスのとれた良質な食事はフレイルを予防する可能性がある

・栄養教育、栄養補助食による単独介入の効果は弱く推奨する

・運動療法と栄養補助製品との併用療法は推奨する

「しっかり栄養とって運動すれば健康でいられるということ!」

3.医原性フレイルとは、医療行為、薬剤有害事象、医原性疾患などによるフレイルである

・病院での「とりあえず安静・禁食」→身体活動量低下

・病院での「とりあえず禁食・水電解質輸液のみの点滴」、薬物有害事象による食思不振→食事摂取量低下、低栄養

・医原性サルコペニア→サルコペニア

・病院での「とりあえず義歯外し」によるもの、不適切な義歯製作→オーラルフレイル、義歯不適合

・薬剤性フレイル→ポリファーマシー

「目の前のリスク管理も大事ですが、活動を制限することが積み重なってより大きなリスクになることも知っておくべきですね」


本を読むと知らない言葉が多々出てきます。

正直、一人で読書をするときは、大体ぐぐるのもさぼって読み飛ばします。

おそらく、この積み重ねが、無知なぼくを作り出しました。

ただ発信するとなると、なんか責任を感じて、ぐぐることが増えました。

それでもよく分からない内容になっている可能性は大いにあるので、ご指摘いただけると幸いです。


本日も引用は

でした!


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