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QOLを上げるために必要なもの:ある程度大きなアパート(の部屋)

1ヶ月ほどの日本滞在を終えて、またヨーロッパに戻ってきた。


日本でやったことと言えば、確定申告の書類提出と、眼内レンズによる視力矯正の前準備が主で、他は取引先を回ったり、プライベートで行きたいところに行ってきたり。


そういえば、ユニクロで靴下を買いそろえることと、ゴマドレッシングを買ってくることとを忘れてしまった。靴下は、こちらのファストファッションブランドでも買うことができるけれど、サイズ感とか、やっぱり日本で揃えるほうが馴染みがあるので、そっちのほうがいい。



さて、前置きはこれくらいにしておいて、本題。



日本にいる間は、未だに実家の自室を拠点にしているのだけれど、部屋のサイズが小さすぎて、いよいよ居づらいように感じてきた。自分はもう、物理的に成長する時期ではないはずなので、部屋が相対的に小さくなっているとか、そういう問題ではないと思うのだが、とにかく部屋が小さくて、色々と不便に感じる。


例えば、届いた書類や荷物を置くスペースがないので、とりあえず窓の手前のスペースに置いたり、プリンターの上に置いたりするのだけれど、これをすると、当然ながらそれらのスペースを別の(本来の)目的で使うときに、既に置いている荷物を片付けなければならない。けれど、その荷物を置くスペースが他にないから、更に別の場所に仮置きすることになって、どこかのタイミングで、「また別の場所に移す」という、余計なタスクが生じる。


これが思いの外曲者で、とにかく余計な雑務が増えるのはよくない。仕事に取り組む際の集中力も限られているし、そもそも余計なことに神経とエネルギーを割く、ということは、本当に自分がすべき仕事にそれらのリソースを割けなくなってしまうことを意味するわけだ。


あとは、日本で使っている部屋は物理的に狭いので、なんだか窮屈に感じてしまう。これが精神的に、マイナスの影響を与えないわけではないと思っていて、(花粉症の時期というのもあると思うのだけど)なんとなく気持ちが後ろ向きになりがち。



ただ、こういう風に感じるようになったのは、今まで海外で借りた物件が広すぎる、というのもあるように思う。


ポーランドでもハンガリーでも、借りたアパートは40平米ほどの大きさで、日本の基準で考えると、一人暮らしをするには大きすぎるように思えるかもしれない(実際、現地の感覚でも、このサイズだと一人暮らし向けというよりも、カップルや夫婦で使うことを想定している間取り+家賃になっている)。


が、自分みたいな人間には、このサイズが適度なんだろうと思う。理由の1つとしては、間取りに余裕があるので、スーツケースなど、大きな荷物を部屋の隅に置きながら、荷造りや荷物整理がシームレスにできるという点がある(日本の自室は狭すぎてスーツケースを置けないので、庭で荷造りとかをする。これも余計な雑務・ワークフローが増えて、あまり好ましくない)。



今後、日本に拠点を100%戻すことはないと思うが(あるとしたら、日本半分、海外半分、といった二拠点生活)、日本で拠点を持つなら、地元からほど近い大型都市に、広めのアパートを買うか借りるかすることを真剣に考えると思う。


理想は、最寄りの駅やスーパーまで徒歩10分以内で行けることに加えて、2LDKくらいは欲しいように思う。


一人暮らしでこんな物件を使うのは贅の極みだと思われるかもしれないが(さすがに「極み」ではないか)、狭いよりも広いほうが便利であることは間違いないし、スペースが余ったら、物販に取り組んだ際の荷物置き場として使うとか、民泊の部屋貸しに使うとか、それなりに頭を使って何らかの形で有効活用するように思う。


とにかく、自分にはシームレスに導線を組める間取りの物件が必要であることが、ここ数年の海外暮らしを通して分かった。


実際、この広めの部屋で、物理的な窮屈さを感じることがないほうが、このnoteにしてもブログにしても、スラスラと筆を進めることができる。



ちなみに、日本の地元近くでそういう物件はいくらくらいするのか、というのを試しに調べてみたら、3LDKのキッチン・バス別で、中古アパートで890万円というのがあった。固定資産税とか、どれくらいかかるのか分からないが、駅までもそこまで遠くないし、まあこういうところを自分で住む用に持っておくのは、悪くはないんじゃないかとも思った(借地権とか、色々と勉強しないといけないことがあるが)。


何が言いたかったのかというと、自分には間取りの広い物件をのびのびと使うほうが、色んな意味で向いている、ということ。それだけである。

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