旅の概要
日時:2023年8月11日(金)〜8月20日(日)
巡った国と地域:🇲🇴🇭🇰🇹🇭🇱🇦🇲🇾🇰🇭🇻🇳
前半戦5日間(マレーシア)は研究室の先輩と二人で空路メインの旅を。後半戦の5日間(カンボジア・ベトナム)は一人で陸路メインのバックパッカーっぽい旅をしました。
旅の目的
せっかくの10日間休みを有効活用したい
正直これが一番大きなモチベーションでした。修士1年の夏休みを有意義に過ごしたいと思った背景は大きく3つあります。
① 学生の特権でもある長期休暇を有意義に過ごしたい。しかも、今の研究室での長期休暇は年末年始と夏のお盆休暇しかない。
② 4月に大学院に入学してから、就活に力を入れていた。就活も研究もしない、”休みの日"をとっていなかったこともあり、気分転換をしたかった。
③ 来年の夏休みは修士論文の事前審査と重なり、非常に忙しくなることから今年の休暇に何か仕掛けたかった。
バックパッカーっぽいことしたい
10日間で人生観を変えるような旅がしたい。その思いから真っ先に思い浮かんだのは、大学時代にコロナで実現しなかったバックパッカーでした。
本当は1ヶ月のような長期滞在がしたかったのですが、あいにく前後の土日も含めて休暇は10日間。視点を切り替えて、どうせ長期滞在できないのであれば、各地を転々としてスタンプラリー的にいろんな国を巡ろうと決めました。
そこからは10日間でどれだけの国が回れるか?という発想に切り替え、以下の理由などからタイをハブとして東南アジアを巡る旅を計画しました。
陸路での移動だと時間がかかりすぎるので基本は空路
空路でお金をかけないためにはバンコクかシンガポールのハブ空港を拠点に移動したい
シンガポール拠点だと日本からの便の値段が高い
シンガポール経由だとフィリピンやインドネシアは回りやすいが、フィリピンやインドネシアなどの島国は時間も費用もかかり(今回の旅であるスタンプラリーとしては)非効率
シンガポールは社会人でお金を持って行った方が楽しい
ただ、目的のバックパッカー的な旅も捨てがたく、前半はスタンプラリー的に巡り、後半は一人で陸路のバス移動で国境を越える、イメージしていたバックパッカーっぽい旅を企画しました。
行ったことのない国を開拓したい
なぜ10日間しかないのに7地域も巡ろうという考えに至ったかについては、個人的にスタンプラリー的な旅が好き、というところに帰結するのだと思います。スタンプラリー的な旅というのは、以下のような全部の都道府県を巡ってみたい!とか全部の大陸に上陸してみたい!のような"制覇"のような感覚になれる旅です。
47都道府県(制覇済)
世界6大陸(あとアフリカと南アメリカ大陸、南極)
決して全てを知れるわけではないのですが、せっかくこの美しい地球に生まれたのであれば、せめて全ての県、たくさんの国、ひいては大陸を見ておきたいと強く願うのです。今回の旅はその東南アジアバージョンとでもいうべきでしょうか。
旅の日程
ここからは具体的な旅の行程を、記憶にある限り時間軸に沿って紹介します。
0日目:成田で前泊
夏休み前日の19時。研究室が終わったタイミングからこの旅は始まった。中高時代に野球部で一番実力を認めていた仲間がつくばから駆けつけてくれた。
1日目:成田→🛫→香港→🚌→マカオ→🚌→香港
香港までのフライトで感じた想いをつらつらと書き殴ったメモがあったので載せておく。少しだけ恥ずかしいけれど、将来の自分が見てくれた時に成長を感じていたら嬉しい。
香港でレンタカー借りて島を巡るつもりだったけれど、レンタカー会社が空港になくて、借りに行くまで1時間以上かかりそうだった&一般車は許可とらないとマカオへの橋を渡れないらしいので、バスでマカオへ入国することに。
2019とかに作られた40kmくらいある橋で、それまではフェリーでしか移動できなかったことを考えると作ってくれて感謝しかない。
マカオへ入ってからもバスを乗り継ぎ、中華街へ。
途中は優しい香港人の紹介のおかげでカジノへの無料シャトルバスも利用でき、何とかたどり着けた。
ここで食べたエッグタルトはまじで世界一だと思う。200円のために30分並んだけど、卵の濃厚な味とタルトのちょうどいい焼き加減が最高の相性だった。世界一美味かったと自信をもって言える。
また食べに来たい。調べたら表参道に似た店がありそうだけれど笑。
夜ご飯のために入った中華料理店でなぜか2時間以上恋愛について語り合ったのと、帰りはうまくバスの乗り継ぎができず(多分時間が遅かったから?)、結局マカオだけで観光が終わってしまった。めちゃくちゃ満喫できたけれど、次来る時はちゃんと香港の100万ドルの夜景を彼女と眺めたい。
2日目:香港→🛫→バンコク(タイ)
バンコクに着いたのが3時くらいで、2時間バスを探してうろうろしたけど結局諦めて9時まで4時間ほど空港で仮眠をとった。寝たのはまじで正解だった。
電車で市内まで出て、バイタクを使って「湯の森」という日本以上のサウナと温泉がある最高の空間で疲れを落とした。海外に来て浴槽につかれる幸せはアメリカで1ヶ月入れなかった経験から超貴重だったと信じれる。次バンコクいっても絶対寄る。
肉体も精神もすっきりさせた後は中華街まで行ってホテルへチェックイン。ほっそい路地を入った所だったことと、まだ作りかけみたいで隣の部屋とか工事してて、ここに荷物置いておいたら絶対に盗まれる、と思うくらい不安な宿だった。結局盗まれなかったから感謝してるけど。
荷物をおいてからは先輩が行きたがってた嗜好品屋さんへ。
途中でタイマッサージにもよって体をほぐしてもらった。
その後はタイまで来てネギ鶏塩ラーメン屋さんへ行って腹ごしらえ。
そのあとはオクターブという高級ホテルの屋上にあるルーフトップバーで写真を撮りに行った。
最後にスクンビットの繁華街へ。あんまり詳細はここでは書けないが、まじで知らない世界すぎた。帰りにパートナーが屋台で買った激辛たこわさ?たこパクチー?はまじで人生で1番の辛さやった。辛いというよりナメただけで痛い。これは食べ物なのか?笑
3日目:バンコク→🛫→ルアンパバーン(ラオス)
飛行機まで少し時間もあったので、スタバで作戦会議をすることに。東南アジアや韓国など、9の国と地域で限定販売されているブラックピンクとコラボしたフラペチーノを満喫。味もチョコとイチゴのバランスがよく美味しかった。なぜ日本では販売されていないのか不思議なくらいの味だった。日本でもぜひ発売してほしい。
再びフライト中の書き殴りメモを見つけた。恥ずかしいけれど、将来の自分のために載せておきます。
ひじょーに面倒で1時間ほど時間を取られた入国審査と使えないATM地獄を乗り越え、バイタクでルアンパバーン市内へ。移動の疲れを癒すために、ラオスまで来てサウナへ。とは言ってもフィンランド式のサウナなどは存在しないので、現地の薬草サウナへ。低温だが香りが心地よく、旅の疲れを癒してくれた。
ディナーを終えるとナイトマーケットへ。マーケットありがちの押し売りや激しい値下げ交渉などはなく、ラオスの人々の心の落ち着きと足るを知る精神を感じた。
4日目:象乗り免許取得など、ルアンパバーンを満喫
5日目:ルアンパバーン→🛫→バンコク→🛫→クアラルンプール(マレーシア)
6日目:クアラルンプール→🛫→シェムリアップ(カンボジア)
7日目:現地の日本人の方とシェムリアップを満喫
8日目:シェムリアップ→🚌→プノンペン(カンボジア)
9日目:プノンペンでノマドワーカー体験
乗車時にはバスの中で襲われたらどうしよう、とか不安に思っていましたが、気づいたら眠りについていたらしい。目を開けるとすでにプノンペン市内。
暗いうちに歩き回るのは危険だと、シェムリアップのおじさんに教えてもらっていたので、Giant ibsのオフィスで1時間ほど時間を潰させてもらった。
少しずつ空も明るんできて、友人と電話しながらプノンペン市内を散策することに。メコン川沿いの公園はきれいに整備されていて、ストレッチやランニングをしてる人も多数。素敵な朝焼けに気分も前向きになりました。
ベトナムの中でもプノンペンはシェムリアップと比較にならないほど危険だと教え込まれたので、この日はあまり遠出はせず、
10日目:プノンペン→🚌→ホーチミン(ベトナム)
この日は丸一日移動。ホテルで最後のモーニングを頂いたのちに、高速バスに乗り込んでホーチミンへ。陸路で国境を跨ぐ体験をしながら、ホーチミンまでの旅路は色々な考え事をしていたことを思い出す。
ホーチミンについてからはすぐバイタクで空港に向かい、空港で作業したりフォーを食べたりしていたのでほとんどホーチミンは観光していない。またホーチミンとハノイは社会人になってから、それぞれ
2泊3日くらいの軽い旅行で来たいな。
幻の11日目:東京
東京へ降り立った時の感覚は忘れられない。10日間の旅を終え、謎の覚悟が決まっていた。
渋谷サウナで心も体も清めて、5日間のインターンへ臨んだ。そのインターンで今も月1で会う友達ができたことにも感謝して、この旅を締めくくりたいと思う。
予算・費用
別に隠すことはないので予算面も開示しようと思う。
東南アジアを巡りたいと思っている人の参考になれば幸いだ。
予算(計画時):合計15万
【交通費合計:9.65万】
🚅家→成田空港 0.3万(京成スカイライナー利用)
🛫東京→スワンナプーム 3.35万円
🛫バンコク⇄ルアンパパーン往復 1.65万
🛫バンコク→プーケット 0.4万
🛫プーケット→クアラルンプール 0.65万
🛫クアラルンプール→シェリムアップ 0.6万
🚌シェリムアップ→プノンペン 0.25万(17ドル)
🚌プノンペン→ホーチミン 0.15万(10ドル)
🛫ホーチミン→東京 2万
🚅家→サマーインターン先のオフィス 0.3万(京成スカイライナー利用)
【その他合計:5.35万】
宿泊費(7泊)1.4万
食費(10×3=30食)3万
保険・観光費など 0.95万
費用(実際にかかったお金):合計18万
交通費の変動はなかったのでその他の宿泊費・食費・観光費の変動のみ記す。
宿泊費:2万円
→後半のベトナムは3泊したけど3,000円くらいしかかからなかった。前半戦が思ったよりも高くついた、、
食費:4.35万
→あまりケチらずいいものを食べていた。後悔はしていないが、その分高くついた。
観光費:2万
→象免許の取得が結構かかった。7,000円くらい取られた気がする。
費用面の総括
これだけ移動しまくって、しかもドル円140円超えている中、交通費が10万以内で収まってくれたのが助かった。アメリカ西海岸への片道フライトだけで、ここまで沢山移動できるのは流石東南アジア。
今回の旅はバンコクをハブとして活用したのがよかった。東南アジアの主要都市へは日本の国内便と同様かそれ以下の値段で移動できた。各都市ではバイタクやUberなどでお得に移動できた。
後半の一人旅になってからは、宿泊費が4泊で2000円まで削れたのが大きかった。その分食事やカフェにはお金を使えて、満足度の下がらない旅になった。
まとめ
日程的にも、金銭的にも、他の縛りに関しても少し厳しいところはあったけれども、なんとか実現して本当に良かった。後悔はない。
一緒に行ってくれた先輩、何度も電話してくれた友人、旅の中で出会ってくれた方々、日々支えてくれている親や同期にも感謝して、また次の旅に出ようと思います。
次の海外は卒業旅行で南米一周かな。ちゃんとお金貯めます。