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今の日本の官と民のような関係の夫婦



うちの夫婦関係が、まるで今の日本社会を表しているように感じることがよくあったんです。


私の夫はデリカシーがない。

27歳も下の私の将来についてなんの相談もない。

勝手に養って、勝手に今の暮らしに満足してる。


当然私は、私のことなんだと思ってんだ。
子供じゃねーぞって腹を立てる。


家庭内で人権が無い事に驚愕とする。


頑張っても夫より稼げない自分の無力さに吐き気がする。


稼げたら、権力があれば、この家庭を好きにできるのに。

でも私はどこまでいっても無力でした。



私は家庭を養う力もないのに、
将来に対する心配は人並みにして
養う側に文句は言う。


これは、健全な夫婦とは言い難いと思う。


権力欲しさに家庭を顧みず仕事に全てを注ぎ込むのもおかしいし

離婚してこの場から逃げるのも違う気がする。


夫のことは信頼はしてるし結構好きだ。



この、現代の日本の官僚と庶民の縮小版のような関係性を打破したい!



ついこの前まで
一方的に養われてる状況も悔しいし、
将来の展望を一緒の目線で語れないことを寂しいと思ってた。


こうやって、私はただ養われてそのうち旦那に先だたれて子供もいないのにひとりぼっちになって、自分で稼げもせずに孤独に歳をとる事になるのかと思ったら怖かったのです。



この気持ちを面と向かって話してみる勇気を持てないでいました。優しく慰めてくれるような人ではないから、
何かの拍子に言葉にすると、私がヒステリーかなんかを起こしてると言うだけ。


妻としての権利を主張したり、どういうつもりなのかって聞いたりしてみても
デリカシーの無い旦那さんには響かないみたいだったから、
対話するよりも、仕事で成果出して旦那と対等になるしかないんだと思った。
そしたら、二人三脚できるかなって。


でもやっぱりそれは、正論風な妄想を振りかざす私の勝手な空回りだった。



旦那なりに私のことは考えてくれているみたい。
最低限の暮らしを保証してくれてる。


もう還暦で、昭和の時代が懐かしくて、将来に特別な夢を見ることもなくて、日々を慎ましく過ごしてる。


じれったかったけど、

暮らすには十分だったり。


私が気張りすぎだったのかもしれないと思い直した。


やりたいことができる状況があって
養ってもらって、
何をそんなに一人で奮闘しているのって感じだったのです。


でも、今冷静になれるのは、一人で奮闘してある程度色々なことを考えて必要な経験をしたからだと思います。


将来に対する漠然とした怖さも、
妻とか母とかいう称号に値しない自分に対する卑下する気持ちも無くなりました。


旦那はこれ以上私に何かを与えてはくれない。

でもそれは愛がないわけではないんだ。


旦那が家庭を豊かにしようという思考に疎いなら、私が勝手に出来るところから手を加えて工夫していけば良い。

そうやって好きにしてて、
最近ふと気がついたら自分のミシン部屋がなんか充実してた。



なんだろうこのセンスは、

旦那さんは黙って好きにさせてくれてる。

なんだかんだありがとうなのだ。


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