PPP的関心【PPP/PFIを担う企業になるためのリカレント教育。学びと実践の反復継続】
4月に入り、今年も東洋大学大学院 公民連携専攻(PPPスクール)の講義が始まりました。講義を受け持つようになって7年目の始まりです。
*写真はPPPスクール創立者・塩川正十郎先生の銅像。
実に貴重な出会いや幸運なご縁から、計らずとも大学で教えるという役割を始めることになったわけですが、今となってはこの役割を引き受けたことをとても良いことだと思っています。教える場を持つこと自体が自分にとって「リカレント教育」の場になっていると考えているからです。
ちなみに。リカレント教育とは
私自身も、社会人経験が25年を超えた頃に社会人大学院に入学し、その後も大学院 OB に対する知見のアップデート機会(リカレント講義)に恵まれています。
そうした学びの機会があり、さらに学生たちに伝えると言う機会を持ち続けることができているおかげで、新たなビジネスチャンスや新しい人との貴重な出会いを得ることができているのだと思います。
そんなわけで個人的にはリカレント教育の機会を自ら確保することの有用性をとても実感しています。
リカレント教育は個人だけではなく事業従事者、企業経営者にも有用。学びと実践の繰り返し効果
先日、福岡プラットフォームという団体がその活動を振り返る、という記事を読みました。
冒頭に書いた一社会人(個人)としての「リカレント教育」という観点からは少し離れてしまうかもしれませんが、記事にある福岡プラットフォームの10年かけた活動も、地元企業や地元企業経営者に「学習」機会を与え、「実践」する機会を与えることで企業の新規事業・新領域への取組み意欲を高め、実践能力を高めてきたという意味で同じ効果を発揮したと考えることができます。
PPP/PFI取組み開始を目指す「学びの機会」の確保
福岡プラットフォームをはじめ、最近では全国各地で「PPP/PFI地域プラットフォーム」が立ち上がっています。
現実にはこうした活動が行き届かない地域もまだまだあるでしょうし、また個別の事業者単位で見ても「何からはじめて良いかわからない」と言う段階で足踏みをしている経営者や事業担当者も多いのではないかと思います。
新・建設業 地方創生 研究会も「学びと実践の機会提供」の場
新・建設業地方創生研究会については先日もPPP的関心の記事で書いた通りですが、この集まりも「学習と実践」を相互に、連携して、ハイスピードで回していこうとしている集まりと考えています。
経営者にとっても、事業担当者にとってもプラスになる情報交換や実践事例からの学びを得ることができる…この研究会がそのような場になり、数年後には参加企業が地域で公益に貢献するリーダー的民間企業として尊敬され、事業の持続性が高まっている、そんな状態が見えはじめているようになっていたいと思います。
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