アーティストネームの名付け

こんにちは。
YABESOY(やあべそい)です。

初対面の方には大抵、2つ言われるんです。
1.「なんておよびすればいいですか?」
2.「本名ではないですよね?」
って。

1ですが、「そい」でお願いしています。

なんとなく呼ばれているうちに、
「やあべ」と「そい」で別れていきまして、
意味のわからない「やあべ」ではなく、
「そい」のほうが口にしやすいのでしょう。
呼ばれ慣れたら調子に乗るもので、ときにソイ(大豆)モチーフを扱うことが増えました。


2ですが、本名ではないです。
旧姓:磯部、名前:綾です。
ただそれを逆に読んだだけなんです。

いそべあや↔やあべそい
ただそれだけなんです。

これはいとこが冗談で言い出した名前なのですが、
自分の中ではとてもしっくりきており、
でも、小さい頃からずっと自分のことを
やあべそい として扱ってきました。
アーティストネームを使うことに、自分の個人情報が晒されたくはないからという意味は全く無い。

「あや」「あやか」「あやこ」「あやね」など、
あやちゃん界隈の名前っすごく多いですよね。

プレーンに「あやちゃん」って読んでもらえる子っていうのは、
学年でかわいかったり、信頼を得ている子です。
私は、多くのあやちゃんが存在する中で、「あやちゃん」の座を勝ち取れませんでした。
(わずかながら「あやちゃん」とよんでくれる友達がいていまだにたまらなく嬉しい)

そこで呼ばれ方は名字である「磯部」に向かいそうですが、
ここで自分の上位存在が被ってくるのです。
それは兄。

わたし、ひとつ上の学年に兄がいるのですが、
彼は体育大学に進学してしまったくらい足が速かったり、
と同時に、うまい具合にお調子者だったりで、
「磯部といえば兄」として定着していました。

なのでよく「磯部の妹」「妹(の方)」として呼ばれていました。

ここでちょっと私から離れます。
アーティストの束芋さんってみなさんご存知ですよね。
この方、田端家3姉妹の次女さんなんです。

長女さんのあだ名が「タバ姉」で、
その妹なので、「たばたのいもうと」からの「たばいも」と呼ばれた経緯から、ご自身のアーティストネームを「束芋」にしたそう。

そのエピドードだけでもわたし的にはしっくりきて面白い。

ちなみに。
最近、束芋さんのお名前が「綾子」さんであることを知り、
なんだかぞわっとしました。
あやちゃん業界たるや!

そんなわけで私が私らしい名前で呼ばれることはほぼなかった。
磯部も、綾も、私とは無縁の響き。

小さい頃、スキーに向かう車の中でいとこに呼ばれた「やあべそい」という名前だけが私であるようなそんな気持ちが膨らんできて今に至るわけです。

アーティストネームや芸名、ハンドルネームだとか色々あるけれど、
みんながみんな匿名性を保つためではなく、
自分が自分らしくあるためのおまじないのような意味もあるのではないのかなとちょこっと思ったとさ。

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