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2/28逗子アートフェスティバルイベント

私が現在住んでいる街、神奈川県の逗子では「逗子アートフェスティバル(以下ZAF)」という芸術祭がある。副業禁止だった会社をやめた私は一度ストップ仕掛けたアーティストのキャリアをZAFという場でリスタートしていて、2019,2020と展示している。

そんなZAFが今週末の2/28(日)午後にオンラインイベントをやるそう。タイトルは「持続可能なアート と 未来のまちづくり会議」で会議の参加は無料。
中之条ビエンナーレの総合ディレクターを務める山重徹夫さんをゲスト講師に招いた講演ほほか、ZAFのプロデューサー柴田雄一郎さん、尊敬するインスタレーションアーティスト松澤有子さん、逗子の様々なカルチャーを盛り上げているかっこいい長島源さんが登壇予定です。

その他コンテンツとしては●ZAF2020記録映画上映 ●ZAN(ZAFを運営する組織)メンバーとのトークセッション&質疑応答 ●ブレイクアウトルームでの交流@ZOOMなどなど。

ZAF2020記録映画上映では私の作品「空き家おくりびと」も少しは紹介していただけるそう。制作と非常勤のお仕事くらいしか予定がないはずの私には珍しく予定があり不参加ですが、喋って動くやあべそいは記録映像でお楽しみいただけますと幸いです。

同日開催で10時00 〜11時30分に①オンラインセミナー「地域活性とアートフェス」by柴田雄一郎さん ②オンラインワークショップ「漂着プラスチックを使った図工の時間」by:松澤有子さんが行われます。

「図工の時間」の締切は木曜までですと!海で素材(漂着プラスチック)を集めるところからはじまったワークショップなんですよ。 それに参加できていなくても、背景などがきっと語られるはずなので楽しめるはずです。

漂着プラスチックでアートというと、環境問題×海洋汚染×アートというワードが浮かび、無意識のうちに「意識高めで、エシカルで、敷居が高かったりするやつかな?」「美術手帖を毎号なめるように読んでいるような熱心なアートファン向けかな」なんて思ったりしてはいませんか?

いえいえ大丈夫。単純に楽しいワークショップになるはずです。もちろん素材選びや在り方に強いこだわりがあるはずなんですが、最近の松澤さんの作品って、そういうコンセプトだけに頼らず、出来上がった作品が物質として心地よいんです。コンセプトばかり重くて「へ〜、すごいね。だから何?」じゃなくて「わあ、すっごい!」という軽やかで深い感動を先に与えらることができる。そしてきちんと背景を聞いたり観察すると隙がなかったりで、もうほんと、、ふう!

小さい子供さんやアートや環境問題に縁がない人がただただ楽しい時間を過ごして、後日ふとなにかの折に「あの素材って」なんて気づいて、思いをはせることができるんじゃないのかな。

私がやるワークショップでもないし、実際にどうやって作るものなのかも知らないけれど、間違いなく愉快でチャーミングな気持ちになれる時間を過ごせると思います。残念ながら私は参加できないけれど、申し込み枠やご予定あわせて「いけそうかも」という方は是非、参加しチャーミングなお時間をお過ごしください。詳細や申込みはこちらから。

ほんと、人様のワークショップに何を熱弁しているのか、なんて我ながら思いますが。でも、人って何がきっかけになるかわからないから。特にアートって「誰かの何か」を動かす、そういう力があると私は信じているから。

たとえば私は、作家に戻り、人生を考え直すきっかけになったのが松澤有子さんの作品との偶然の出会いからなんです。SNSやZAF でちょこちょこ紹介しているエピソードなんだけど、noteではまだだったかな?いつか紹介させてください。

アートって、きっと多くの人にとって「不要不急」でしょ。感染者を出さないために展覧会は苦渋の決断で中止・延期・アポイント制・時短と制限を出さざるを得ないわけで。アートとエンカウントする機会っていうの、減りがちよね。だから、「誰かのなにかに繋がりそうな出来事になるかもしれない」出来事として、明後日に締切だろうが、内容をあんまり知らないだろうけれど、2/28開催のワークショップを紹介したいなあって思った次第。

とはいえ、もっとはやく発信すべきだったねえ。反省〜!


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