倣うことから、どう一歩抜けるか
慣れているものから、新しいものに取り替えるとき、そこには学習コストが発生する。
自ら進んで替えるのであれば、よほど内容が難しくない限り、気にしなくてすむと思う。なぜならワクワクしているから。それは簡単にハードルを越えさせてくれる。
でもそうではないとき。意思とは関係なく、変化せざるを得ないときは注意を払わないといけない。
一番正解そうな解はもうすでに慣れているものに倣うことだと思う。例えばアプリのデザインだ。
LINEだったり、Twitterだったり、Facebookだったり、ある程度共通化してくるものを取り入れれば、以前のものと変わっても支障は少ない。AppleもGoogleもガイドラインを出しているから、それに倣うのも正しいように見える。
でもそれだけでよいのか、と考えることが最近多い。倣うばかりだとデザインと体験があまり面白くないからである。つまり、親しみやすさよりも、既視感が先に来てワクワクが削られること。
もちろん面白さだけを追求してビジネスにならないのもダメ。守破離の守を押さえることは間違いなく大事。その先の破をどう出していくか。
全然答えは出てないのだけど、UXとUIとグラフィックのバランスを極めることにとても興味がある。道は長いけど、楽しみであるこの頃である。
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