クォーターライフクライシスを生き延びるための10曲
今月末に退職を控えるも、来月からの仕事が決まっておらず路頭に迷うアラサーがせめて死なないために聴いている音楽です
困っている人は参考にしてください
がきんちょのうた/清竜人
この曲が収録されたアルバム「PEOPLE」を聴いてると、柄にもなく人生がどうとか世界がどうとかスケールの大きいことを語り出してしまいそうになる。
清竜人は人生の悲惨さからも目を逸らさず赤裸々に人間の全部を描き出すアーティストだから大好きだ。
がきんちょのうたは「PEOPLE」の中で一番聴いている大好きな一曲
いつか最悪な一日がやってきてもこの曲があるから大丈夫って思えるお守りみたいな曲。
ループする/ふくろうず
「ずっとこうやって甘っちょろい苦しみとダラダラ生きていたいな」という気持ちと「画面の向こうのあの人みたいに凜と生きなくては」という気持ちのせめぎ合いの毎日だけど、
という歌詞に身体がふわっとほどけるような安心感を覚える。
無理だけどね。それでもね。きっと「それでも」に痛々しいくらい強い呪いをかけながら死んでいくのだろう。
30/LOST IN TIME
アラサー全員履修するべき曲だと思う。ほんとうに何もしてこなかった20代だったので、たった一度の人生をとんでもなく無駄に生きている自覚があり自分の呑気さが時々怖くて仕方がないけれど、この曲の存在に沢山救われた。
二月の中を/February/さよならポエジー
さよならポエジーはついこの間までサブスク解禁していなかったところが最高に好きだ。新譜ちゃんとCDで買おう。
不条理の中で幸せを享受するくらいなら一人でボロボロになって闘っていた方がマシだと思う人間なので歌詞が骨身に染みる。
自分がこの先どこでどうなろうがいつでもこの曲の歌詞のようにしゃんとして生きていたいなと思う。たとえそこが地獄であってもだ。
Cheap Sunday(feat.唾奇)/hokuto
ラップにハマり始めたばかりの頃からずっと聴いている曲。セルフボースティングも勿論かっこいいけれど自分の弱さを言語化して吐き出せるのも同じくらいかっこよくて美しいことだなあと感じる。仕事帰りに、休日に、しょうもないことしかできない自分に嫌気が差して気が狂いそうになる日々の中ではこの曲こそが救い。
better/dodo&KM
今も今で時々自分が全くコントロールできなくなるどうしようもないメンヘラだけど、自分自身も含めとにかくこの世のすべてが憎かった暗黒の学生時代に比べたら世界は色づいているし、波も穏やかになった。どんなに落ち込んでも「なんだかんだで私は大丈夫」と思えて数日も経てばちゃんと再起できる。そんな自分にぴったりの曲だ。
「あの日よりBetter」というフレーズがおまじないのように効いて私の心をより強くしてくれる気がしている。
Presence Remix/STUTS & 松たか子 [feat. T-Pablow, Daichi Yamamoto, NENE, BIM, KID FRESINO & 3exes]
大豆田とわ子のドラマと合わせて人生を彩ってくれる大切な存在。
自分が拘るべきは痛い痛い過去ではなくてこの生活の延長線上にある穏やかで平凡な未来なんだと思うと視界が開けて足取りも軽くなる。
BIMのバース聴く度思うんだけど私洗濯は週2ペースじゃ全然間に合わない。大容量の洗濯機買いたい。
Day After Day feat. 髙橋芽以/パソコン音楽クラブ
「経験こそが自分を作りあげる」みたいな実存主義的な考えを持っているからこそ、大した人生を送っていない自分がとんでもなく空虚な人間に思えて苦しくなるときがあるけど、この曲を聴いて、生きることそれ自体が世界を味わうことだと考えたら29年間世界に激しく動かされてきた私の人生はかなり実りのあるものなのではないかなんて錯覚してしまった。世界を味わい尽くして死ぬことが当面の目標。
生活PRISM feat. valknee/Base Ball Bear
思春期をベボベと共に生き抜いた人間なのでこの曲がヘヴンズドアー・ガールズのアンサーソングなのではないか説を見て泣いてしまった。あの曲の主人公の女の子が生きている世界線で私も同じように揺れながら生きている!それだけで嬉しい!
繋がったミュージック/思い出野郎Aチーム
30歳を目前にしてやっとこ「この生活は何十年も同じようにずっと続くんだ、いや、自分の努力で続けていかなければならないんだ」という当たり前のことに気づいた。信じてもらえないかもしれないけど本当だ。
続けるためには一瞬たりとも「この際全て終わりにしたいな」とか「もうどうにでもなってしまえ」とか思ってはいけないのだ。
そんなことできるのか。自分の機嫌は自分で取って、悲しみも受け入れて、流れるように生きることができるのか。
まだ分からないけれど、この曲みたいに、音楽のように人生をやっていきたいなと思う。
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