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人間は起こることより・・・

「人間は起こることよりも、起こることに対する見解によって、ひどく傷ついてしまう。」

フランスの哲学者 ミシェル・ド・モンテーニュの名言です。


生きる過程を4つに分ける話を聞いたことがあります。

「誕生」「成長」「安定」「衰退」

ほとんどの人が、「安定」を目指して生活しているのかもしれません。

今は昔と考えて良いのでしょうか。

「終身雇用」は、「安定」の代名詞だったような気がします。


「安定」を求める気持ちが、「不安」へと導くように感じております。

当然、身の回りで起こることに対しても、「不安」を基にした見解が増えていくように感じます。


「成長」を求める気持ちで臨むことができれば、どのようなことが起こっても、常に、正しい見解で対処できるような気がしておりますが。。。


ネガティブな事象が続くと、どうしても内向きに物事を捉えるようになってしまう。

「また失敗した。。。」

「何をやってもうまく行かないだろう。。。」


これが繰り返されると、起こることに対する見解は、間違った方向に進むのみ。

何処かで断ち切らなければいけないが、断ち切る術がわからない。


「安定」を求めるのでれば、「成長」を継続させるという「安定」を求めたいと思う。

「安定」した「成長」を実感できている限り、物事に対する見解を誤ることはないと確信している。


「八風吹けども動ぜず」

この禅語に助けられている気がする。

今でも、「八風吹いて、動じている」自分を認識せざるを得ないことが多々あるが、少しずつ改善されてきていると思うことにしている。


物事には、必ず二面性がある。

「ポジティブ」に考える場合と「ネガティブ」に考える場合で、解釈が全く違ってくる。

どちらで考えるかで、見解を変えることができる。

どちらで考えるかは、自分が何を求めているかによるのかもしれない。

「成長」か「安定」かによって、見解を大きく変える。


「傷付きたくない。」と思う気持ちも、誤った見解を導くのかもしれない。

「人は、成功したいという気持ちよりも、失敗したくないという気持ちが大きい」

行動経済学では、そう言われている。


傷つきたくないという「ネガティブ」な気持ちは、見解を誤らせるような気がする。


傷付いても、失敗しても、損をしても、どのようなことが起こっても、起こったことから、何かを感じたり、考えたり、学んだりできれば、全て成功、得、なのだと思うことにしている。


ときに、自分自身、傷付くことが、必要な場合もあるのではないだろうか。


この名言により、「起こることに対する見解」に誤りはないかどうか、意識して行こうと思わされた。


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