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これまでを愛した10周年ライブ「Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10TH」

Sexy Zone Anniversary Tour 2021 SZ10THのBlu-rayを見ました。

横アリ、宮城オーラス配信を見ているのでツアーとしては3回目の視聴。個人的にはSexy Zoneに出会って半年、9か月、1年ちょっとというタイミングでした。

最初に横アリで見た時点では見ていなかった過去ライブ映像もありますし、メンバーへの印象も少しずつ変わっているので、着眼点は都度変わってるような気もします。

ただ、何度見ても、Sexy Zoneが歩んできた道の愛にあふれたライブだと感じます。

5周年のSTAGEの映像を見たとき、Sexy Zoneのこれからをアピールするライブだと思いました。ここからSexy Zoneはもっともっといろんな挑戦をしていくんだなあと感じる、ギラギラしたライブに見えました。

対して10周年のSZ10THは、新たな一面というよりも、これまでのSexy Zoneとファンへの大きな愛が詰まっていると感じました。

過去ライブの演出を取り入れた振り返りメドレー然り、歴代衣装を並べてのシングルメドレー然り、これまでの歩みを振り返る1冊の映画のよう。思えば要所で差し込まれる映像も、Sexy Zoneの物語をおじいさんと子供たちが追いかける作りです。

また、マリウス不在でありながら「5人」を感じさせるライブだったことも、このライブを周年ライブたらしめている点でした。

もちろんマリウスが本当にいたら一層嬉しかったでしょう。正直宮城オーラスのPeach forで「まさかここでマリちゃん復帰!?」と思った身なので、心のどこかで期待していなかったわけでもないです。

でも、それでもちゃんと5人のライブになっていた。それが嬉しかったです。Change the worldの12345、見ましたよ風磨くん……。

シングルメドレーを最後に持ってきて終盤の明るい雰囲気を作ったところには「楽しくやりたい」というSexy Zoneのメッセージを感じました。

Change the worldについて

菊池:(…)僕らはいいことも悪いことも、本当にいろんなことがあったグループで。だからこそ明るい曲調でいきたいねって話し合いをしてね。

佐藤:単なる「泣きソング」じゃなくそうと。僕は「笑い泣き」ってすごく素敵だなと思っていて。笑って泣ける、泣いてもまた笑える……そんなテーマから考えていったかな。
週刊朝日 2021年11月26日号
https://dot.asahi.com/wa/2021032600046.html

と話していましたが、周年ライブ全体もそんな印象でした。

宮城オーラスの挨拶で10年を振り返ったケンティーが「喜怒哀楽」と言ったこと。
ファンへのメッセージで「それぞれが喜びや怒り、愛情と楽しみを感じ」と書いていたこと。
ツアー後のブログに風磨くんが「沢山のごめんねもある」と書いていたこと。

それらを思うと、いろいろあった10年を美化しすぎず、けれどもこんなにも愛を持って詰め込んでファンを笑顔にさせてくれるライブって本当にすごいです。こんなライブを作れること自体が、チームSexy Zoneがグループとファンへの愛にあふれている証拠だと思います。

幅広い楽曲が雑多になることなくまとまっているのも流石。メドレーの組み方や振り返りという楽曲の使い方はもちろん、照明・映像を使った切り替えや魅せ方を使い分けるメンバーのパフォーマンス力あってのことだったと思います。

余談ですが、隣で見ていた母は「名脇役」を見て「『So Sick』の後なのにちゃんと『名脇役』なのなんで!?」と驚いていました。私は「So Sick」を知っている母に驚きましたが。

初期っぽさも最近っぽさもまとめて楽しめるSZ10THは、日常的に見返す用としてレギュラー入り確定です。今後の節目節目でも必ず見返すことでしょう。

……いや、少なくともあと5年は、かな? 15周年のときにはより素晴らしいライブを作り上げてくるに違いありません。そうしたら「デビュー日だし15周年のライブ見るか」と言ってそうです。

15周年のときは5人でステージの上にいたらいいな、なんて。それはひっそりと思っておくことにします。

この演出よかったよね語りはまた後日。
光る鉄パイプならぬバーの話とか、ライネク前の照明を使った切り替えの話とか、話したい演出がいっぱいある……。