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作品に添えるタグやジャンルは灯台の明かり

こんにちは。

創作活動をするなかで、さまざまな発見をする機会があり、継続意欲に繋がっていたりします。

その発見の中にはポジティブな感触を持つものと、そうでないもの、どちらでもないものとが様々共存。
今回は発見したものの答えが出ないものをひとつ取り上げます。『ジャンル分けの難解さ』です。

誰かが、誰かや何かを愛したいと想うなら、それは愛情ジャンルに招かれている


特にジャンル分けが難しいと思うのは「恋愛」が舞台となる作品です。難しくなる理由は、そこには多様性があり明確な線引きが困難だからだと考えています。
念のため補足しますが、他のジャンルがシンプルだとか、見分けが容易だと言いたい訳ではありませんよ。

話を戻して。
恋愛、と一口に言っても、全体像を掴んでいるようで掴めていない感覚を覚えます。私にとって、愛の対象は幅広いので。
例えば恋慕、家族愛、友情、尊敬、尊重、動物愛護、調和を大切にする気持ち、趣味への熱意など。相手が人であれそれ以外であれ、三次元であれそれ以外であれ、「大切にしたい」「愛したい」と思うなら、愛は成立しているように見えます。たとえ、一方通行であっても。

故に私にとって、BL、GLのようなタグ付けの必要性が、いまだにうまく咀嚼できていません。誰かが、誰かや何かを愛したいと想うなら、その風景が存在するなら、それは愛情のジャンルに招かれています。

タグやジャンルは灯台の明かり

タグ付け或いはジャンル分けは、灯台の明かりのようなもの。灯すことにより、どのような場所≒どのようなストーリー性を持つ作品であるかを示し導くことが出来る。

読者の目指す場所は単一でなく、気分によって変えることもでき、そう言った意味で明示は大切な要素だと思います。

ただ、その光は、ある人にとっては導きでも、別の人には警告を意味することもあるようで。
「あっちに行ってはいけないよ。よく分からない場所だから、近づいてはいけないよ」

全ての物事を肯定して受け入れることは至難の業と理解しています。そのうえで書きます。
その光を大切にしている人がいると知りながら、輝きを陰らせるような態度を取ることを、快く思う人がいるのでしょうか。

愛の対象、愛の深さ、愛した経歴。大切なのはそこではなくて、愛を愛と感じ取れる感性、それを持つあなた。

全ての愛のかたちが、愛情ジャンルの中に賑わうことが出来たらいいのにな。

灯台の明かりが、どうか優しいものでありますように。




追記:特定のジャンルに寄らない、あなたオリジナルの光もあると思いますよ。その光は創作を楽しむ姿を映し出し、きっと美しいのでしょうね。

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