見出し画像

文学フリマ、ありがとうございました!

こんにちは。
タイトルにある通り、去る5/21(日)に開催された文学フリマ東京36にサークル参加した感想と気づきをまとめていきます。端的にまとめると「感動」でしたよ。

目次
何を得たのか

 ・自信、そして目指すものに近づいた感覚
 ・全部自分の好きにやったらええ! の気持ち
 ・「その節は大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いします」と言えるって幸せなこと
反省点
まとめ


今回参加しようと思った動機は、正直覚えていません。シンプルにオフラインでの交流に興味津々だったかもしれませんし、文学フリマのツイート等を見て触発され勢いに任せて申し込んだ可能性もあります。いづれにせよ言えることは、「参加を決めた自分、ありがとう!」です。あまりにも得るものが多かった。

何を得たのか


【自信、そして目指すものに近づいた感覚】
初参加、かつ認知度の無いぴよぴよ作家ですので、完売する見込みはなく「売れるのかな……フフ……」といったスタンスでした。とはいえ新刊「愛情の記憶」は文字通り丹精を込めて作り上げましたので、たくさんの人に読んでもらいたい期待はありましたよ。
開場して30分くらい経った頃でしょうか。ふらっとブース前に現れたお客様に試し読みを相談されて。表向きは「どうぞどうぞ。ゆっくりご覧ください」って冷静を装いましたけど、内心「うわあああああああお客様だうわああああああ」でした。いや本当に。
オンラインイベントなら複数回の参加経験があり、なんなら主催もしているのですが、いざ3Dのお客様を目の前にすると感慨深いものがありますね。
しかも「これください」とか直接言われてごらんなさい。内心「神よ……!!」ですよ。ちゃんと「ありがとうございます! 千円です!」って言えた自分、エライぞ!

お手に取っていただくことで、自信というプレゼントをくださりありがとうございました。
ちなみに男性の方で正直びっくり←これすらも思考バイアスかもしれませんが、ジェンダーフリーで楽しんでもらいたい作者としては、まさに「これが私の目指すもの」でした。


【全部自分の好きにやったらええ! の気持ち】
前述の通り初参加、かつ下調べもせず参加(というかほぼ体当たり笑)でしたので、ブースをどう扱うか手探りでした。結果ご覧のルックスに。

わしのブース可愛いじゃろ?笑

反省点としては、もっと文字による情報量を減らしてぱっと見でわかるようにしたいのと、袋詰めは不要の2点。ただ、新刊はマットコートなので擦れキズ防止&ポスカ封入用の役割もあったんですけどね。

一瞬会場を巡って色々探索してみたところ、デコレーションせず冊子のデザインで十分絵になるお店もありましたし、大きいポスターで「ココだよ!」と示したり、シンプルほんわかなお店もありました。ブースの雰囲気すら作品の一部。そこから読み取れる作風の雰囲気、あるんじゃないかな。そう感じました。

お店の見せ方も、作品タイトルも、デザインも、値段も自由自在でバリエーションの宝庫。そして気付かされました。全部自分の好きにやったらええ! 一次創作は自由度が高いですね。


【「その節は大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いします」と言えるって幸せなこと】
主催しているオンラインイベント「みん好き」でお世話になっているみなさま、お声がけくださり本当にありがとうございました。私の方から突撃しちゃった各位もおられますが、快く迎えてくださりありがとうござました。
「その節は大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いします」と言えるって幸せなことなんだなと、初めてそう思いました。

これはイベント運営の本当に予期せぬ副次効果。なんというか、誰かに会えて嬉しいって、こんなに深く感じいることなくて。それが1名でなく、何名も。さらに差し入れやお手紙とかもらったら、もう涙腺ゆるり。
イベント運営は自分を裏方的存在として位置付けており、感謝するのはこちらの方と思ってましたが(今も思っていますが)、こうやってありがとうを言い合える関係性、ご縁を末長く大切にしていきたい。そう誓ったのでした。

ちなみにイベント外でもお世話になった方とお話しできて、本当に嬉しかったです。

オンライン、リモート、非接触。いつの間にかこれらに慣れて、目の前の人の温かさを繊細に感じ取れるようになったのでしょうか。本当に、予期せぬ副次効果。

反省点

・体調管理はしっかりと
→人酔いに耐えられる程度には万全の体制で臨むべきと反省。後日12時間爆睡し、疲労の溜め過ぎに気づき猛省。

・翌日は有給をもぎ取る
→諸般の事情でどうしても取れなかったのですが、イベントハイのせいか脳内が「木之下ゆうり」のままになるため、素の自分が名刺交換する際「今日は木之下じゃないのか……」と変な違和感を感じざるを得ない。そして何より回復期間が必要。

・夕食は自宅で
→これは本当にびっくりしたのですが、外食中に突如涙腺が緩みまして……。過密スケジュールからの解放感、みなさまに会えた感動、次会えるのはいつになるのだろうかという寂しさ諸々が化学反応を起こし涙になりました。ああ、絶対怪しい人に思われた。あのカフェには当分行けないぜ!

まとめ
初めての文学フリマ、とてもいい経験になりました。来年の5月の回にまた参加したいと思いましたし、その時にはまたご挨拶しに行きたいなあと目論んでいます。
当日買った本はこれから少しずつ読み進め、感想をシェアしていきたいと思っています。

以下は文フリとは離れた個人的な考えなのですが、創作者って畑のオーナーに似ているなと。
畑のオーナー:自分の畑を使って、好きなタネを蒔いて育て、収穫できたらお店で販売する。その利益は畑を豊かにし、次の収穫につながる。
創作者:自分の時間を使って、好きなジャンルの創作を行い、作品化できたらお店で販売する。その利益は創作資本を豊かにし、次の作品に繋がる。

会社に所属すると見えにくい経済の構造が、文フリの会場にあったのではと。こうやって、物や人、エネルギーが動いていくのだなと。面白いですね。

次回、ゆうり(現物)が参加するのは10/8(日)Jgardenの予定です。抽選が発生しなければ確定かな。そこまでに新作を出したいです。中身は決めていません。徐々に畑を耕しつつ考えていこうかな。
おかしいな。人生の予定にオフライン同人イベント参加って項目なかったのにな。今年は2つもあるらしい。嘘でしょ。最高じゃない私の人生!


長々と失礼しました。ここまでお読みくださりありがとうございました。

*文フリにお持ちした小説のboothリンクです*

おすすめの新刊「愛情の記憶 」

Dear My Beauty

ライ君の花束 ~Tempo ad Libitum~

神の器


愛情の記憶ご紹介
裏お品書き
裏お品書き2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?