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毒あっての美しさ、なのだろうか

「プロフェッショナル」の、田中みな実さんの回を観た。

私は、ファンというほど追っかけているわけではないのだけれど、バラエティやCMに出ていたり女性誌に載っていたりするみな実さんの姿に、何かしら惹かれるものを感じていた。
なので、直感で「観たい」と思った。

詳細な感想を語り出すと長くなるけれど一言で言うと、とても心打たれた
観終わったとき、「私も頑張ろう。」という気持ちが自然と湧いてきた。

日頃、「頑張るのが絶対的な正義なのか」「頑張るって結局のところ何だ」などと考えを巡らしがちな私だけれど、
結局、頑張り続ける人の姿というものに美しさを見出している自分がいる。
みな実さんの”常に120%で頑張り続ける姿”は見ていて少し胸が苦しくなったけれど、苦しさを感じつつも最後に出た感想は「私も頑張ろう」だった。
人間そういうものなんだろうか…。

私は、みな実さんが現在のように人気を博すまでの過去は全く知らなかった。
ただ「この人は決して、ただのほほんと美貌を見せたりあざとさを売りにしたりしているわけではないんだろうな」というのは雰囲気から感じていた。
今回その過去も知ったわけだが、経験してきた苦悩と今もなお苦悩しながら進む姿は、「只者ではないんだろうな」という浅い印象を覆すほどの強いインパクトをもっていた。

久しぶりに「プロフェッショナル」を観たけれど、やっぱりこういうドキュメンタリー番組はけっこう好きだ。
煌びやかに見える人にも、逆に世間で目立ちにくい存在の人にも、それぞれ乗り越えた過去や尽きない悩みがある。そういう人間くささを垣間見るとどこか安心するから、好きなんだと思う。

「人類みな生きやすくなればいいのに…」なんてことをよく考えているものの、
人の悩む姿を見て安心し、人が自らを追い込む姿に心打たれる自分も、
そうそういなくなりはしないんだろうと思った

(それとこれとは若干別問題なのかもしれないけど。)

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