見出し画像

カリフォルニアで免許を取得しました!

画像1

初めまして、Yです。

昨日免許がポストに届いていたので取得までのこと覚えているうちに備忘録として残したいとnoteを始めてみました。

渡米して3ヶ月弱かかりましたが、無事運転免許を取得しました。
取得を試みてからスケジュール的には2ヶ月かかった感じ。

2021年8月24日 オンラインで申請
2021年8月31日 筆記試験→合格
2021年10月12日 実技試験(Behind-the-Wheel Drive Test)→合格
2021年10月26日 郵送にて免許が届く
(ポストは毎日チェックしていないのでもう少し前かも?)

こうして結果だけみると、一発合格と案外スムーズだったように思うけど、筆記試験も実技試験も結構ドキドキ。

今までアメリカ滞在中は国際免許証で運転していましたが、今回は滞在も長くなりそうなので免許取得を決意。
(実際取らないといけないのですが、知らなかった。)

カリフォルニア州法は、「州内に住居を定めた日から10日以内に州政府の発給した運転免許証を取得しなければならない」旨規定しています。
ビザ(滞在資格)の残存期間が60日以上あること。
               
~在サンフランシスコ日本国総領事館~

そして、現在取得する運転免許証はリアルIDと呼ばれる偽造防止機能と読み取り機能の入ったものになっています。

米国内線の航空機搭乗や連邦施設などへの入館には、2023年5月3日からリアルIDやパスポートなど連邦統一基準の身分証の提示が求められる。

免許取得の流れ

オンラインで申請

DMV Card application
DMV(米国カリフォルニア州陸運局)のサイトでREAL ID Applicationを作成しアップロード。
日本語も選択可能。
居住ステータスで必要なものは違うのでDMVのサイトで確認してください。
私はこの時点でまだSocial Security Numberを取得していなかったので、以下のものをアップロードしました。
・Passport
・U.S. Visa
・I-94 Form
・現住所を証明する書類×2通(自分の名前と住所が表記されているもの)
 ①Rental/Lease Agreement(賃貸契約書)
 ②Water Bill(水道料金明細書)

アップロードした書類に不備がなければ、すぐに承認されConfirmation codeが発行されます。
このコードは実際DMVの受付で聞かれるのでコピーかスクショを取っておくと便利です。

画像2

その後オンラインで筆記試験日の予約が取れます。

筆記試験の予約はすぐに取れそうだったので、試験勉強の期間を取り1週間後の予約にしました。

筆記試験の勉強

日本で免許を取得したことがあれば、カリフォルニア州は筆記試験も日本語で受けられるので過去問を何度か解いたら大丈夫かなと思います。
私はネットで探してカリフォルニア州の過去問を3回解きました。
日本と違うルールもあるし、実際運転するときの不安もなくなることも考えたら、再度交通ルールや標識など確認することをお勧めします。

運転者用ハンドブック - California DMV (日本語)
こちらはDMVから発行されているハンドブックは、日本語は2019年版が最新(2021年10月末現在)となりますが、とりあえず参考にはなると思います。
英語版で最新のハンドブックをみて新しい記載がないか確認しておくのもいいかもしれません。

筆記試験当日について

以下必要書類を持って予約時間に予約していた最寄りのDMVに行きました。
・Confirmation code(オンラインで申請書を提出したときに発行された番号)
・オンラインでアップロードした原本
・申請代金$38 (カード可)

COVID‑19の影響でDMV入口前はアポイントがある人、ない人の2レーンに分けられていて、アポイントのある人が優先されており、Confirmation codeを伝えると紙に番号を書いたものを渡され建物内に入ることができます。

画像3


申請はオンラインだけでなく、Waik-in(予約なし)も可能なようで、書類を用意して並んでいる人たちもいました。
ただ、オンラインで申請して行った方が待ち時間も少ないと思います。

画像4

自分の番号が掲示板に表示されたら、表示された番号のカウンターに行き、持参した原本を提出し、それがアップロードされたものと照合し問題なければ、申請代金の支払い、その場で視力検査をします。
視力検査用のアルファベットが書いてあるボードがカウンターの奥にあり、それを片目ずつ読み上げていく検査でした。
手で片目を抑えたりすることもなく実際はかなり適当。

写真 2021-10-12 13 14 57


その後、顔写真の撮影のエリアに移動し、さくっと撮影。
その隣に1台ずつに仕切りがついているPCが8台ほど並んでいて、そこで立ちながら筆記試験。筆記と言っても、マウスで選択肢をカチカチ押す感じ。
私が受けたときはほとんど人がいなかったので集中できました。

試験問題は文章問題と標識問題の2種類をあり、私は文章問題だけで終わった!と勘違いして終わりましたと伝えると、まだ終わってないよ、もう1つあるよと言われてまたPCの前に戻ってそこから標識問題の試験を受けました。
このときに文章問題を受けた違うPCを選んでしまい、マウスがあまり反応しないものでカチカチ×カチカチと結構手こずってしまいました。

試験は分からない問題など3回までスキップできるようですが、私はスキップはしないで回答しました。
試験が終わるとその場で合格か不合格か表示されるので結果を待つ時間はなくサクッと終わります。

仮免

合格したらその場でInstruction Permit 仮免許発行の紙を渡されます。
これで堂々と路上運転ができる!と思ってたら・・・。
18歳以上のカリフォルニア州の運転免許証所持者が同乗する必要があるようで、自分が国際免許証を持っているから、もしくは同乗者が国際免許証を持っているからと安心はできません。

実技試験はDMVでもらった紙に書いてある番号でオンラインで予約を取ります。
私の免許取得に時間がかかったのは当日実技試験の予約を取らなかったから。
しばらく路上で練習してから予約をしようと10日ほどのんびりしていたら、予約が取れたのは40日先でした。

筆記試験合格後、その日に実技試験の予約を取ることをお勧めします(笑)

実技試験を受けたいオフィスは最寄りのDMVじゃなくてもいいらしく、自分で選んで必要情報を入力します。各DMVによっても混み具合が違いました。
難易度の違いもあるようですが、実際普段運転している土地勘があるところが安心だったので、私は筆記試験同様最寄りのDMVにしました。

実技試験にむけた練習

YouTubeで実技試験を受けるDMVのdrivers test routeを検索して、そのコースを5回運転してみました。

そのコースを運転していて気になった箇所はYouTube等で検索して解決しておきました。
試験に失格した人のYouTubeも事前に見ておくと把握しやすいです。
実際の実技試験を受けている様子をドライブレコーダーで録画しているYouTubeはとても参考になりました。
いい時代です。

あと、カリフォルニア州のDMVのHow-to Videosも見てよかったです。
YouTubeにCalifornia DMVのチャンネルもあるので、そちらもぜひ。

実技試験

実技試験当日も路上運転と同様、カリフォルニア州の運転免許証を持っている付添人が必要です。
付添人は国際免許証保持者でも大丈夫かなと軽く考えていたのですが、前日にDMVで念のため確認したところ、カリフォルニア州の運転免許証を持っている人じゃないとダメと言われ、急遽友人にお願いしました。
助かった!

写真 2021-10-12 13 16 56


当日は筆記試験のときと同様、予約のアポイントメントを持っていることを入口で伝えると、筆記試験のときとは違うカウンターに通されます。
そこで、必要書類と同乗者の運転免許証を提出し、受付をします。

必要なもの
・車の登録証(Registration Card)
・車の保険証(National General Insurance)
・仮免許証(Instruction Permit)
・付添人の運転免許証(カリフォルニア州の運転免許証保持者)

実技試験で使う車は各自持ち込みなので、普段自分が乗っている車で実技試験を受けられるというのはいいですね。
渡米後購入した車ではありましたが、渡米直前まで日本でも同じ車種に乗っていたこともあり、慣れている車というのもよかったです。

画像9


念のため取り付けていたミラー型ドライブレコーダーは当日は外しておきました。

所定の位置に車を移動させて車内で待つように受付で指示があったので、そのレーンに着くとすでに女性の試験官が待っていて、やばい、あの人厳しそう!と口に出してしまうほどナーバスになっていました。

受付で渡されたボードを試験官に渡し、付添人は降りるように言われ、そこから試験開始。
試験官はこの時点でまだ外にいます。

車の動作確認
・後方で方向指示器 (左右)、ブレーキランプが点灯するかの確認
・前方の方向指示器 (左右)
・Arm signals(ハンドシグナル 手信号でLeft, Right. Stop)

指さし確認
・Windshield Wiper(ワイパー)
・Defroster(霜取り、曇り止め)
・Emergency flasher(ハザードランプ)
・Headlights(ヘッドライト)
・Emergency brake(エマージェンシーブレーキ)
 普段使わないから事前にネットで調べておきました
・Headlights(ヘッドライト)

試験中の指示
・Lane change(車線変更)
・Intersection(交差点)
・Pull over to the curb(路肩に寄せて停車)

COVID‑19の影響で運転席、助手席の両側の窓は全開、後部座席の窓は半分ずつ開けた状態にするように指示されました。
助手席には試験官が足元まである薄手のビニールを敷き、乗り込んで実技試験がスタート。

テスト2

一般道を試験官の指示通りに約15~20分走行する運転試験。
減点方式で採点がされて、クリティカルエラーをすると即失格。

クリティカルエラー
・信号無視
・スピード違反
・一時停止をしない
・交通標識、信号、他車両の無視
・歩行者の見落としなど

これをやったら一発アウトで他の減点は15個以上でアウト。

必要最低限の指示だけ言う試験官で助かりましたが、窓を全開にしているのでビニールのシャカシャカする音がかなりしている上に、マスクをしている試験官の指示が聞き取りにくかったのが想定外でしたが、考えていたコースの半分ほど終わり、10分ほどでDMVに戻りました。

試験車用車の駐車場があるのでそこに停めるよう指示されましたが、事前に確認してはいたのもののどの区画に停めようかと思っていたら、試験官にここに停めてと急にハンドルを取られたときは焦りました。

結果は正直分からなくてドキドキしましたが、試験終了後に車内で合格を伝えられて肩の荷が下りました。
ただ、興奮状態だったので念のため、再度確認しました。

画像7

スコアシートを見るとエラーもなかった。
自分的には2,3ヶ所指示器の出すタイミングが遅いとか気になるところはありましたが、大丈夫だったようです。

日常運転しているより、気を付けたのは以下の通り。
・大げさに左右を見て、バックミラーも見る
・車線変更するときは肩越しに大きく確認する
・制限速度を守る
・日常より遅めのスピードを意識する(個人的に)
・一時停止はしっかり2、3秒止まる
・停止線の手前で止まる
・右折のときは右側に寄ってから右折する

試験官に返されたボードとスコアシートを持って再度受付へ。

その時に、受付で実技試験までの間に取得したSocial Security Numberを伝えて追記してもらいました。

画像12

その場でIntertin Driver Licenseが発行され、これは60日間有効の仮運転免許証で、本免許証は後日、郵送にて自宅に届きます。

免許

で、無事2週間ぐらいで届きました。
受かってしまえばこんなものかと思いますが、実際筆記試験も実技試験も久しぶりのことでかなり緊張しました。

はぁ、よかった。

初投稿。
ちょっと長い。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?