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過去世と繋がる≒幽霊を憑依させる


過去世は無数に存在する


先ず、過去世についての個人の見解を示します。

過去世とは今までに存在したあらゆる存在の人生。人間だけでなくクジラやネコ、アノマロカリス、トリケラトプス、始祖鳥から微生物、植物、鉱物、意識のある無し、動体、静態にかかわらず、過去に存在した存在の生(a life)です。

物質の構成要素を細かく見ていくと素粒子、そして素粒子の振動へと行き着きます。光は波長か粒子かという問いが量子論において議論されていますので、物理学的議論が気になる方は是非もっと専門的な情報を集めてみてください!
今回はあくまで過去世の話ですが、この量子論がわたしの過去世観には大きく影響しているので説明に加えました。

目に見える色の最小単位を探れば波長に行き着きます。私たちの身体も固まっているようで毎秒動いたり組織がリニューアルしたり、流動的に変化しています。

全ての物質は常に振動しエネルギー交換を行なっています。
人間の身体も同様に世界の中を循環しています。

私たちは食べ物から栄養素を摂ります。例えば、バナナを食べて人間がカリウムを体内に摂取したとします。この時、摂取したカリウムはバナナが土壌の成分から得たもので、土壌に蓄積されたカリウムは微生物が生物や植物を分解して得たものです。所謂、食物連鎖では有機物は勿論のこと、無機物も循環をします。
バナナのカリウムの過去世は恐竜の骨なのかもしれません。

このようなサイクルは何万年と続いてきたわけです。

しかし、わたしは数えきれない過去世が誰か一人に占有されるとは考えません。
自分は今ここにいる自分であり、過去の誰でもないのです。
そのような意味で過去世は存在するが、前世や来世は存在しないと考えています。
しかし、その時の状態によって引き寄せられる、またオーバーラップしやすい過去世はあると考えます。
そのため、過去世は俗に言われている幽霊のように捉えています。怪談にあるように幽霊は多くのタイプがいて憑いたり離れたりするようです。同じように過去世も自分の状態に応じて無数の過去世の中からその時に繋がりやすい過去世がオーバーラップしたりフェードアウトするのだと考えています。
過去世とは、C.G ユングが提唱した集合無意識のように偏在しており、必要もしくは呼び寄せられることによって着いてくる波長のようなものである、というイメージをわたしは持っています。

過去世は過去にいたその人のものであり、来世も未来のその人のものです。その人とは、身体と思考や感情が繋がっている存在のことです。
故に、過去から引き継いだ罪など無いし、未来に繰り越せる償いも無い。身体と感情と思考がひつになっている自分は今ここにしか居ないのです。

いまの人生が自分だけのものであるように、他人の人生は察知はできてもコントロールはできません。
幽霊が見えるという人がいるように、過去世を感知(見える)することは可能だとわたしは考えています。
過去世を感知するということは、過去に存在した記憶や感情を感知すると言うことです。

わたしは幽霊を見たことがありませんが、類は友を呼ぶという言葉があるように、似た波長のひとたちはシンパシーを得やすい、故に引き寄せられると言うことはあると思います。
話を聞いてほしい時は、話しかけやすい人に話かけますよね、言葉が響かない人に話をするのは骨が折れます。
このように、怖いと思っている人には怖がらせたい出来事や人が寄ってくるし、踊っている人には一緒に踊りたいと思う人が寄ってきます。

以上が過去世についての個人的見解です。


実際に過去世が見えるひとに「あなたの過去世は二百年前に〜で、〜のため大変な目にあって〜」と言われた時に、そういう幽霊が今のわたしには憑いているんだなぁと思いました。この時、過去世の女性が可哀想な体験をしたことを強調されたので、恣意的なものを感じたことも影響しています。
過去世鑑定で二百年前にいた女性の不幸な生い立ちを聞かされた、しかし、その方になんのシンパシーも感じなかった、その女性の人生はわたしの人生ではないしこれからもそうはならない、という考えに至ったのです。
これはその過去世鑑定の方の能力の批判ではなく、わたしの過去世の捉え方の形成過程でこのような出来事があったという話です。

過去世もその人のものだし、わたしの人生はわたしのもの、それでいいのです。

C’est la vie!

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