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ハード系開発者がリモートワークに文句を言うだけの話

みなさんこんにちは。たかはしです。

世間一般ではリモートワークが推進されているようですね。
僕も学生時代インターンとして書類整理のバイト(注:研究と持ち前の甘えからほとんどやってない)をリモートでやっていました。
リモートワークってホント人を選びますねアレ。僕は家で仕事できない。


今後はハード系(レーザー)の開発をやっていくので、リモートワークっていうのがどうしても難しくなるのですが、
こういった世間の風潮に真っ向から文句を言いたいと思います。

(今回も例によって、独断、偏見、個人の意見が含まれます。ご注意を。)


1、リモートワーク自体は正直良い風潮だと思う

リモートワーク。なんて耽美な響きでしょう
だって出社しなくていいんですから。

個人的にこの世で最も無駄な時間は、通勤・通学時間だと思っています。
学生時代、割とマジでみんな学校や会社の近くに住めばいいのに、と思っていました。
(いまもそう思ってる節はある)
家族ができたり、会社の近くが明らかに住環境に適してないなどの理由で、遠くから通勤・通学する必要があるというのも、もっともな話。
そういったときにリモートワークというのが、役に立つのです。

もし郊外や地方に住んでいたとしても、
パソコンひとつで仕事になります。
朝起きた瞬間に出社完了です。
すごい。全く移動してないぞ。
無駄に移動しなくていいね。

正直、リモートのメリット・デメリットはそれぞれあると思いますが、
「移動の自由」というのがあるだけで、すべてを内包できている気がします。

事実、独立してリモートで働いてる人がこれをやめないのが、通勤時間がゼロだから。というのも、よく聞く話です。

なんてうらやま。

無駄に出社時間でタイムカード押さなくていいし、
会社の方も無駄な通勤定期代を払わなくていいから、
どちらにも旨味があると思うのですが、どうなんでしょ。

さっさとリモートできるんならした方が楽だと思うなあ。


2、研究・開発は場所が必要

さて、リモートのいい話はここまで、
次は文句のお話です。

とはいえ、そうは問屋が卸さないということで。
われわれ研究・開発の人、特にハードを扱う人の意見です。

まず前提として、研究は場所が無ければできない。ということ。

一部の理学系の研究や、ソフトウェア系の開発など、場所を選ばず仕事ができる分野もありますが、ほとんどの場合において、開発は実験を伴います。

確かに、論文調査や報告書のまとめ、会議など、実際に自分がそこにいる必要が無い仕事も含まれますが、全体の半分近くは実際に腕を動かして実験しています。(これがイイんだけどね☆)

そういった場合、どうしても現場(器具や装置が会社になかったら、外部の施設に向かわないといけない)に行かないといけないのです。

ここがどうしてもネック。

外部から遠隔操作で装置を動かし、でもできればいいんですが、そんなこともなく。
不測の事態が起きるのが現場の常ですから、そこにいないと対処できないことも、多々あるのです。
特にうちの機械は、手でもって扱う(自動化ができてない。)ので、供試片を作るだけでも、現場にいないとだめなのです。

うーん。。。こりゃ無理だな☆

理想のリモートワークもまだまだ道が遠そうです。
(お前はサボるだろ)


といった感じでいかがだったでしょうか。
後半ずっと文句言ってましたが。
個人的にリモートワークは大賛成なんです。
大賛成なんですが。
物理的に無理なものはしょうがない。



現場が必要な人だけ出社して、
それ以外の人はどんどんリモートして行きましょ。
頑張れ技術革新。

それではまた。

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