ロジックツリー作成のススメ-行政法を素材として-【安田ノート】
細かいことが覚えられない……?
細かなことが覚えられない原因は、記憶力のせいでしょうか?
また、回数を回せていないからでしょうか?
もちろん、これらのことも原因となっている可能性はあります。
しかし、色々と分析していくと、それだけではないことがわかってきます。
アウトラインの整理
知識を整理するためにも、「アウトライン」を意識した整理が必要となります。
アウトラインがわかっていないにもかかわらず、無理に細かなことを詰めていっても、うまくいかないことが多いです。
別の見方をすれば、アウトラインさえ押さえて仕舞えば、どうにかなります。
ところで、最近は、行政法に関する相談が増えています。行政法の体系が分からない……という相談が多いのですが、「行政法」という法律がないことが原因だと推測されます。
民法、会社法、刑法などは、条文やテキストを順番に見ていけば、ある程度自然とアウトラインを自分の中に構築することができます。
一方、行政法は、関連する法律がバラバラな上、「行政法学上の概念」も整理することが求められます。さらに、判例法理も重要なので、整理が大変です。
このような整理が大変であるにもかかわらず、行訴法の一部と、裁量論しかやらないという歪な対策を行ってしまっているので、行政法で苦労する受験生が多いものと推測されます。
一度、全体像をじっくり見る時間を設けるようにしてみてください。
以下は、アウトラインを整理した画像データになります(作りかけですのでご注意ください。)。
今年度は、行政法基礎講座を制作する予定です。行政法は基礎講義が合わなかったという相談が多いので、そのカバーができるような講座を制作する予定です。
このアウトラインは、今後、更新していく予定です。また、個別の単元の詳細版も順次アップしていく予定ですので、ぜひ「マガジン」をフォローしておいてください。
なお、アウトラインが役立ったと思う場合は、記事をご購入いただけますと幸いです。
ここから先は
¥ 500
最後まで読んでいただきありがとうございます。 感想のコメントやいいねをいただけますと記事更新の励みになります。